今から20年くらい前のことです。当時私は、入社7年目の30歳前後で、住所の移動手続きや、住民票発行の窓口業務をしていました。 当時は、その部署に配属されて3年目で、仕事にも慣れ、同僚達とも楽しく仕事をしていました。そんな・・・
市役所を辞めたい
あなたは市役所に勤めるようになり、今、後悔しているのでしょうか?
市役所といえば、定年まで安定して勤めることができる人気職の1つです。周りには同年代から年配の職員、臨時職員や嘱託職員等、様々な雇用形態、年代の方がいらっしゃると思います。
そんな中で、やりがいが見つからなかったり、人間関係を構築していくことの難しさ、事務作業をこなしていく難しさ。
周囲から「税金泥棒」と呼ばれながらも、市政の一役を担う立場としてミスなく業務をこなしていく日々、権力の強さを感じることも多々あると思います。
そこで、市役所を辞めたいあなたへアドバイスをします。参考になるかどうかは別として、頭の片隅にでもおいておいていただけたらと思います。
まずは、あなたの市場価値を調べてみませんか?
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①やりがいは自分で作る
これはどの職業でもそうですが、仕事は待っていて与えられるものと自分から動いて作り出すものがあります。
市役所の業務の場合、前者が多いと思います。そのほとんどが事務作業ですから、与えられた仕事をミスなくこなすことが市役所の最大の業務であると考えられます。
この、人から与えられた仕事には、ほとんどの場合、やりがいを感じることができないのです。
自発的に取り組む仕事、例えば、企画書を作ったり、営業先に新しいものを提案したり、あるいは売り上げに直結する仕事に携わったりする場合、目標達成に向けてモチベーションの向上、結果が出たときの達成感、報酬が得られるため、モチベーションを上げやすい傾向にあります。
しかし、相手の見えない事務作業がメインですから、日頃、誰のためにやっている仕事かわからなくなる場面が多くなり、売り上げのためでも、目標達成のためでも、誰かのためになるわけでもなく、仕事のやる意味が分からなくなることが多いのではないかと思います。
しかし、市役所の仕事は、市政のためになっています。周囲の人の仕事に対するモチベーションもそれぞれでしょう。
もしかすると、正規の職員よりも臨時職員、嘱託職員の方が一生懸命仕事をやっているかもしれません。
しかし、市役所の仕事は市を運営する上で必要不可欠なものなのです。国で決まった事項を県・市町村へとトップダウンで指示・実行へと移していく。
地域住民がよりよい生活を送るための最後の砦、それが市役所の役割です。市役所なしでは、住民のよりよい暮らしは成り立たないと言っても過言ではありません。
税金徴収、開発計画、過疎化の歯止め、高齢者サービス等々、市役所が率先して動くことで、市の住民の生活を守っているのです。
その恩を、肌で感じて生きている市民はとても少数かもしれませんが、あなたの市役所で行った仕事はすべて地域住民の暮らしやすさという目に見えない形で還元されているのです。
ですから、多少さぼったところでバレません。すごく頑張ったところで、地域の方から感謝されることもありません。
しかし、あなたが誠意を持って行った業務は、市役所の上司か、県庁の方か、国かはわかりませんが、誰かが描いた方針の上で必要な業務なのです。
ですから、直接的ではなく、間接的に住民のためになっていると思うべきなのです。
②年功序列を気にしない
市役所は典型的な年功序列型です。仕事ができる、できないに関わらず、勤続年数によって給与が決定している部分が大きくあります。
これは、古い日本国家の象徴です。目の前に、客観的に見て自分より仕事ができないのに、多くの給与をもらっている職員はいませんか?
おそらく、そういう職員の存在も市役所を辞めたいと思う1つの理由であると思います。
「仕事ができる=給与をもらえる」この考え方は間違っていません。しかし、長く勤めるということも1つのすばらしさなのです。
今、新卒者の3年以内の離職率は32%です。志を持って、親が必死に働いて大学まで通わせて、就職活動だって真剣にやっている大学生です。
その方々ですら、3年以内に約3分の1が退職という道を選んでいます。今では、第二新卒なんて言葉も出来上がる状態です。
そんな中で、「こいつは辞めない」という存在が、市役所では必要なのではないでしょうか?
多少厳しくても、仕事量が多くても、こいつはずっといてくれる、ここで仕事をしてくれる、そんな信頼関係が、勤続年数から図れるのではないでしょうか。
ですから、今、現時点での仕事のできるできないが給与に反映しているのではないと考えるべきなのです。
もちろん、年齢だけでなく、仕事上の評価で給与が決定される制度もあるので、一概には言えませんが、プラスにとらえて考えるべきではないでしょうか。
③人間関係を構築しようとしすぎない
なかなか本音を言わない、笑っていろんなことを話せる人がいない。市役所の仕事の中でそう感じることもあると思います。
市役所は、市民の税金から給料が出ています。
ですから、業務中は私語厳禁、仕事に全精力を注ぎましょうという中で行われています。本当にその通りなのです。
サービス業はお客様に喜んでいただくこと、建設業はしっかりとした建物を作ることが仕事ですから、コミュニケーションは必要になります。
しかし、市役所の仕事はあくまで「事務作業」ですから、そこに職員同士の人間関係構築は必要ないのです。
市民から集めている税金によって、職が守られているという責任感を持って、業務に全力で取り組まなければならないのです。
それにそもそも仲のいい友達は、そうそうできるものではありません。
これまで生きてきた中で、何千人と出会ってきた人の中で、あなたが気を許せる人はどのくらいいますか?
きっと一握りでしょう。市役所は規模にもよりますが、1000人以上の巨大な組織です。その組織の中で、気の合う仲間を見つけることのほうが難しいのです。
ですから、仕事上の付き合いと割り切ることは何も間違っていないのです。
その中で、1人でも仕事に対する価値観を共有できたり、愚痴を言い合ったりできる人がみつかればいいという気持ちの中で仕事をしたほうが、不要なストレスを感じないのではないでしょうか。
以上が私のできるアドバイスです。このアドバイスがあなたのためになるかはわかりませんが、参考になればと思います。
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【公務員 市役所 1年目】仕事量が多くやりがいを感じられず辞めたいです
公務員として市役所の福祉関連の部署で事務職をしていました。 面接時に「福祉をやりたいです!!!」と意気込んでいただけあって、その部署に配属されて嬉しくてしょうがなかったことをとても鮮明に覚えています。 入社して2ヶ月後に・・・