学習塾で教室長をしていました。

入社前には人事評価方法として上司の評価だけではなく生徒からのアンケート結果や入学者数、退学率などの客観的な数値も反映されると聞いていました。

2年目になった年に教室長になり仕事量や責任が激増しましたが、やったことはきちんと評価してもらえるはずだと信じて仕事をこなしていました。

しかし、ある日突然上司が昇進しました。同じ校舎に入っていたので上司が出していた数値もすべて知っていましたが、決していいとはいいがたい数字だったので私を含め多くの社員がこの昇進に関して疑問を持っていました。

本部長との個人面談の際、本部長から「(昇進した上司)さんからかなり助けてもらってなんとか校舎をまわせているようだね」と言われたことで上司が私のした仕事をゆがめて本部長に報告していることがわかりました。

実際、校舎で上司にお願いしていたことは多くなく、他部署の方からも「一人でうまく校舎運営できているね」と言われるほどでした。

この面談の直後、ボーナスが出たのですがほかの同僚たちと同額だった上、私よりも多くの仕事をこなしつつ数字を出している先輩までも全く同額だったことでやる気を失っていくようになりました。

まずは人事評価への疑問を解決するべく、人事部に問い合わせをしました。しかし、納得のいく説明を得ることができませんでした。

それだけではなく、私が人事考査に疑問を持って人事部に問い合わせたことを本部長に報告され、指導を受けました。

そこで、その指導の場で本部長に自分の疑問を率直にぶつけてみました。

そのときの本部長は理解を示してくれはしたものの、「会社に評価していただいているにもかかわらず疑問を持つなんて、君は傲慢だ」と言われてしまいました。

これまで自分がしたことはきちんと数値に出ているという自負があったので、仕事の成果にかんしてあまり外に主張してきませんでした。

その考え方がまず間違っていたのではないかとこのとき考え、これ以降週に1回出す報告書に1週間自分がどんなことを考え、どんなことをしてどんな成果を出したのかを細かく記載して提出するようになりました。

報告書に細かく書くために、自分の仕事の管理はこれまで以上にしっかりするようになり、作業効率も向上しました。

作業効率が上がった結果、生徒に費やすことができる時間も増えアンケート結果も改善しました。

アンケート結果によって前述の上司から担当生徒を奪い、引き継ぐこともできました。

その後、会社への不信感がどうしてもぬぐえず結局は退職してしまいましたが、きちんと評価してもらえないのなら評価してもらえる動きをしようと努力したことで仕事の質は大幅に向上しました。

この経験から、わかってもらえないとあきらめるのではなく、わかってもらえる努力も必要なのだと学びました。

最初は人事評価に対して疑義を差し挟んだことで上司や本部長からの風当たりは一時的に強くなりましたが、仕事を通じて力をつけ、きちんと結果を出したことで最終的には認めてもらうことができました。

今、人事評価への疑問からやる気を失っている人は、自分がやっていることとそのプロセスや結果を細かく報告して知らせる努力をしてみるのもいいのではないかと思います。

自分にできることをすべてやったという気持ちがあったので、退職時に誰に何を言われても意志が揺らぐことはありませんでした。

「どうせやめる会社なんだから何を思われてもいい」という気持ちを持ってチャレンジすれば、状況が改善するかもしれません。

入社2年で退職してしまいましたが、やったことを評価してもらいたいと頑張ったことは転職活動時にも非常に役に立ちました。