証券会社で個人コンサルタント兼営業をしていました。営業の仕事は飛び込み営業からポスティングまで行う、夏は暑くて冬はとにかく寒い過酷な業務です。

また、ポスティング後は営業のデータをまとめた上でポスティング先のお宅に電話で営業を行う必要もあり、多い日には200軒以上の飛び込みやポスティング、架電を行うことがありました。

営業はどうしても人とのお付き合いがありますので、それだけでけっこうなストレスを感じる仕事です。

しかし、ストレスの内容はそれだけではありませんでした。私がとにかくストレスを感じたのは上司でした。終業間近にいきなり呼びつけられ、長い日は一時間近く営業方針について色々と言われました。

ただでさえお客さんとのお付き合いもこなさなければならない、そして営業のデータまとめも合わせるとかなりの時間がかかるのに、毎日の終業間近に呼び出されてマンツーマンで毎日お説教されるのは辛いものがあります。

決して営業成績が悪かったわけではなかったです。理由はどうやら部署で一番若いから営業について指導しているというものだったようです。

しかし毎日これでは、ストレスがどんどん溜まってしまいます。一時間も話が続きますから残業も多くなり、最終的に自分自身がパンクしてしまうと感じ仕事を辞めました。

最初から仕事を辞めようと考えたわけではありませんでした。まだ二十代だから、仕事の手際が悪いから、そして上司は色々仕事を教えてくれているのだからと自分を納得させようとしました。

こうやって苦しい思いをすることも社会に出て生きていくためには必要なことなのだと自分に言い聞かせました。それでも納得できない時は有給を使ってぱーっと遊びに行き、リフレッシュしようと努めました。

しかし、有給が終わって出社すると、途端に気分が落ち込んで「今日も何百軒も営業をしなければならないのか」「どんなに契約をとっても上司の営業指導が入るのか」と思うと、辛くてなかなか食事も喉を通りませんでした。

体重が五キロ落ちたところでこれではいけない、そして有給でリフレッシュするのももう限界なんだと思い、仕事を辞めました。

げんきんなもので、仕事を辞めた次の日にはもう気分は晴れ晴れで、ご飯ももりもり食べることができました。上司との付き合い、営業の疲れ、二つのストレスのダブルパンチから解放され、とても清々しい気分でした。

こんなにすっきりするならもっと早く辞めてしまえばよかったと心の底から思ったものです。仕事を辞めてあっさりとストレス問題は解決しました。

今、色々なストレスから仕事を辞めようと考えている人の中には、自分が悪いのかもしれない、きついことを言うのは指導してくれているからだ、社会に出て働くということはこういうことなのだと自分を納得させようとしている方もいるのではないでしょうか。

特に二十代は私も社会に出たばかりで、自分で自分を納得させ我慢しようと必死でした。しかし、その我慢は必要ですか?と自分自身に問いかけて欲しいと思います。

仕事をしてお給料をもらうことは確かに苦しいことも多いです。営業だと社内の人間関係だけではなく、お客さんとの関係にも心を砕かなければいけませんから。

しかし、極端に気持ちが落ち込んでしまう、体重が落ちてしまうということは、もうそのストレスが自分の許容量を超えてしまっているということだと思います。

どうか自分で自分をいたわってあげてくださいと言いたいです。仕事は他にもある!と握り拳を作って、転職活動に邁進するのも良いと思いますよ。

自分を本当に追い詰めてしまう前に、自分自身を開放してあげて欲しいと思います。気持ちが軽くなれば、新しい自分に合った仕事がきっと見つかると思います。