以前、広告代理店の営業アシスタントの仕事をしていました。正社員として丸5年働いていました。私が「仕事を辞めたい」と悩んだきっかけは上司です。

どんなに円満退社をした人でも、きっと半数以上の人は人間関係が大きく関わっているのではないでしょうか。

それは私も一緒です。円満退社になりましたが「この人の下で働くのは生理的に無理」となったことが原因でした。なぜ無理になったのか。理由は2つあります。

1つ目。もともと営業だった私は結婚し、比較的残業が少ない営業アシスタントに仕事内容を変えてもらいました。

主な仕事は広告原稿の作成です。営業アシスタントになり1年ほどたった時、「営業職のスタッフの人員が足りなかったこと」と「以前営業職だったから」という理由で、大手顧客を3社担当してほしいと言われました。これは営業の仕事になります。

3社と言っても全国にチェーン展開している会社なので、店舗数は3社全部を合わせると約1500店舗になります。

結婚したことで残業を少なくしたいとの要望を伝え営業アシスタントになったのにも関わらず、
このままでは営業職で仕事をしていた時よりも忙しくなりそうでした。

しかしながら私しかやる人がいなかったため、営業アシスタントの給与のまま、「営業の仕事」と「営業アシスタントの仕事」を口約束で引き受けることになりました。

残業が多くなり上司に相談したところ、「みなし残業代を支払っているのだから1日3時間程度は残業してもらわないと困る」とのことでした。

そこでかなりもめました。なんのために勤務時間があるのか。仮に残業が必須なのであれば、定時を変えるべきだと思いました。そこから上司と一緒に働くことに対して嫌悪感を抱くようになりました。

2つ目。それは、その上司が社内で不倫をしていたことで生理的に無理になりました。不倫相手は別のチームの独身の女性社員。

社内でイチャイチャしているところをよく見かけ、不倫していることをステータスにしているようでした。不倫相手の女性社員は社内で完全に孤立していき、私を含め同僚たちからは2人を煙たがるようになりました。

私が仕事を辞めたいと思った理由は「上司のことが生理的に受け付けなくなったから」です。解決には至っていませんが、当時そのストレス発散方法がありました。

それは同僚と一緒に悪口を言いまくることでした。毎日のランチの時間・金曜日の仕事終わりなど、同じ温度で話せる環境があったことは救いだったと思います。

しかも同じ温度で話が分かる同僚は全員で6名おり、みんな個々にその上司に対して私と似たような悩み・不満を持っている人でした。

ただ、残念ながらそこで語り合うだけでは、一瞬楽になれても解決までは至りませんでした。不満が爆発する前に解決できたらと思い、上司に時間をとってもらい話し合いをすることにしました。

その時は上司の外見も話し方もすべて苦手だったので、同じ部屋に2人きりでいることがとてもイヤでしたが、そこは我慢して話し合いをしました。

「残業を減らしたいと思って営業アシスタントになった」、「営業のときよりも給与が減っているのに残業が増えている」ということを伝えました。

しかし、結局上司は私がどのくらいの仕事量なのかを分かっておらず、現場レベルでの話ができないため「とりあえず今はやってもらわないと困る」の一点張りでした。

部下の仕事内容や仕事量を把握できていない人が自分の上司であり、そんな人が不倫していることをステータスと思っていることが正直気持ち悪くて仕方ありませんでした。

私が折れないと解決しないことが分かりました。しかしそう簡単には折れることはできません。
なぜならば、私自身としても家庭と両立できる仕事を希望していたからです。

このままではストレスが溜まる一方だと思い辞めることを決意しました。同時に辞めた同僚が3名います。

私と同じように「上司の事が生理的に無理」と思う方は多いと思います。ただ何事も天秤に掛けることをお勧めします。

私は以前の職場で5年間働いていました。辞めるか悩んだ時に最初に頭に浮かんだのは「会社の同僚のこと」です。私が辞めてもやらなければならない業務は変わりません。

辞めた穴は誰かが埋めなければならなく、それが非常に申し訳ない気がしました。その「申し訳なさ」と「今後も上司と一緒に働くこと」を天秤に掛けた時、私は上司と一緒に働く方が辛かったです。

また会社には仲良しの友人が多く、仕事はイヤだけと仲間がいるからやってこれたところがあります。私が今ここで辞めてしまったらその友人たちとも接点が少なくなってしまう、というのも辞めるか悩んだ1つです。

しかしながらその友人とは今後も仲良くして行けますし、新しく別の会社に行ったらまた新しい友人ができるはずです。

それなので「仲良しの友人」と「今後も上司と一緒に働くこと」の天秤も、上司と一緒に働くことの方が辛かったです。

今は新しい職場に転職しました。振り返ってみると、当たり前のことですが世の中は広いです。以前の会社で私が悩んでいたことなんて、あそこのオフィスで起きていた小さな出来事です。

一歩外に出てみると全く別の世界が広がっており、悩んでいたことが本当に小さく見えます。辞めてこのことに気付けました。