スポーツクラブの職場環境というのはどこも過酷で、常に人不足のため、スタッフはフル回転で仕事をすることになります。

私の職場では2週間連勤はあたりまえ、休憩はなくてあたりまえ、食事もまともにとれなかったので、うまい棒1本頬張って次のレッスンに向かったりすることもありました。

それなのに給料は低め・・・。体を酷使し、常に勉強を必要とする仕事なのに低賃金ということで、やめていく人が多い業界です。やりがい重視の人しか生き残れない業種です。

そんな職場で社員として働いて4年。何度も何度も辞めたいと思ったことはありましたが、やはり子供たちの笑顔や、成人会員さんからの温かい声がけもあり、やりがいを感じていた仕事だったので乗り越えてきましたが、ついに限界を迎えてしまいました。

原因は、過酷な労働環境はもちろんですが、一番はパワハラによる鬱病の発病でした。

私は夜遊び好きのお局様に目をつけられ、毎日のように振り回され続けました。特に、お局様が休みの前日はオールナイトで連れ回されます。

仕事を終えた深夜12時から車で連れ回され、朝まで延々とドライブしたり、飲み続けたり・・・。そして朝帰宅して私はそのまま仕事へ向かいます。

これは私が風邪で熱を出していても、どんな理由を言って断っても続けられました。連日の過酷な仕事に加えて睡眠もまともにとれない生活が続きました。

そして、賃金に関しても揉めました。プライベートレッスンを行ったり、休日出勤をした際、勤怠をつけると叱られます。「もう人件費カツカツだからつけないで」。つまり、給料は出せない、ということです。

お局様はしっかり勤怠をつけており、支店長からもつけすぎと叱られていたほどでしたが、私の残業は全てサービス残業でした。

その他、体育会系のノリの職場でしたので、罵詈雑言は当たり前。人権無視の汚い言葉で連日罵倒されました。

「あなたに期待してるから、あなたは特別厳しくさせてもらってる」そんなことも言われましたが、そうは言われてもとても前向きになれるような声がけではなかったです。

そんな日々が続き、私は鬱病を発症し、当時交際していた彼からも自殺の心配をされるようにまでなりました。それでも、お局様にバレたら・・・と思うとお店のトップである店長に相談することもできませんでした。

結果、私は何もできなくなってしまい、音信不通になったことを心配した両親が、遠方から会いに来ました。

全て話をすると、両親はすぐに店長と話をして退職の手続きをしなさいと言いましたが、私はもう職場のことを考えるだけで激しい息切れと手の震えが出るようになっていたので、父親同伴で店長と話をすることになったのです。

震えた手を父親に握りしめられながら、号泣しながら私は店長に全てを話しました。

すると、店長は「こんなになるまで気づいてあげられなくて悪かった・・・。」と何度も謝罪をされ、「あなたはすごく頑張り屋で、お客さんからも評判がいい。やめるのはもったいない。」と、他店への異動を勧めてくれました。

ため続けてきた私のストレスでしたが、話をしてみて、胸がすっと軽くなりました。

店長を信じることもできず一人で抱え込み続けてきたけど、実際話をしてみると、とても心に寄り添って話を聞いてくださり、一人で悩んでいたことを後悔しました。

最初からお局様に悩んでいたならさらに上の店長を頼るべきでした。労働環境は劣悪でも、できればやめたくなかった職場。勇気を振り絞って相談していたら、私は心を壊すほど追い詰められることはなかったでしょう。

仕事のことで悩みがある人は、勇気を振り絞って相談してみてください。

一人で抱えると悪い方へ悪い方へ考えがちです。そしてキャパオーバーで1度心を壊してしまうと回復にはとても時間がかかるのです。こんなにもったいないことはありません。

ご家族もとても心配されるでしょう。自分だけでどうにかしようとせず、自分の信頼できる上司や同僚、家族でもいいと思います。しっかり支えてもらってください。

仕事のための人生、ではありません。人生のための仕事です。まずは自分を大切にすること、忘れないでください。助けてくれる人はきっとそばにいます。