今から20年くらい前のことです。当時私は、入社7年目の30歳前後で、住所の移動手続きや、住民票発行の窓口業務をしていました。

当時は、その部署に配属されて3年目で、仕事にも慣れ、同僚達とも楽しく仕事をしていました。そんなある日、人事異動で40代の男性職員の人が、同じ部署に配属されてから、私の職場環境は一変してしまったのです。

40代男性職員の人は、初めは異様なほど低姿勢で、私にも「俺、よくわからないからよろしく頼む」という感じでした。ところが、半年くらいたった頃から、私に「おまえはバカか!」といった暴言を吐くようになりました。

私は、その人にバカよばわりされるようなことはしていないし、仕事で、誰かに迷惑をかけてもいませんでしたので、なぜ、そんなことを言われなければならないのかわかりませんでした。

その暴言は、日をおうごとにひどくなり、私は毎日、その男性職員に「バカか!」と言われるようになってしまいました。私はただ、悔しくて情けない思いでした。

そのことは次第に、私の大きなストレスになっていきました。朝、仕事に行こうとすると、吐き気がしたり、朝の通勤途中で、体が動かなくなってしまうこともありました。

本気で、仕事を辞めたいと思いました。家に帰って、両親に相談しても、両親はまともにとりあってくれませんでした。

私は、このままでは、ストレスで自分がだめになってしまう、と思い、ある日、思いきって、前の部署の女性上司に現状を話してみることにしました。女性上司は、優しくて、頼りがいもあるし、その男性職員さんとも面識があったので、相談しやすかったです。

私の話を聞いた女性上司は、「当時の私の上司に私から話してみるから、そんなに悩まなくても良いよ」と言ってくれました。私は少しほっとしました。ある日、私は上司に呼ばれました。

「いじめの事実はありますか?」と聞かれたので、私は上司にありのままの実状を話しました。上司は「辛いだろうけど、あなたは通常通り仕事をして下さい。相手の40代男性職員に事情を聞いたみるから」と言ってくれました。

私はほっとして、仕事を続けました。一週間後、上司が、相手の男性職員から事情を聞いた結果を、私に話してくれました。

上司の話では、相手の男性職員は、私を叱咤激励するつもりだったということでした。私は、呆れて、開いた口がふさがらないという感じでした。

結局、その男性職員さんは、元々、心の病気があり、私はそのはけ口にされてしまったようでした。それ以来、その人が、私に暴言を吐くことはなくなりました。

私は、もっと早く上司に相談すれば良かったと思いました。自分がちゃんと仕事をしていれば、必ず誰か分かってくれる人はいます。

ですので、仕事のことで悩んだら、すぐに職場の人に相談して下さい。上司に相談するのが一番良いと思います。同僚の人や、職場の先輩でも話を聞いてくれると思います。

一人で、悩んでも解決はできないことが多いです。勇気を出して、職場の誰かに相談することで、必ず解決の糸口はつかめます。私は、それ以降も、職場の人にいじめのような体験が何回かありました。

自分で解決できない、ストレスになるなどの重大な悩みになった時は、必ず、上司に相談するようにしました。そのおかげで、以降は、仕事を辞めることはなく、何とか切り抜けることができました。

私が相談する前に上司が気づいて、対処してくれたこともありました。職場でいじめにあった場合、直接その相手に「やめて下さい」と言える人は少ないと思います。

ですので、職場の誰かに相談されることをおすすめします。相談する少しの勇気で、職場の人間関係は良くすることができるのです。