エステ業界勤続8年の経験者です。仕事を辞めたいと悩んだきっかけは、好きだったはずの美容の仕事や、お客様とのコミュニケーションが苦痛になってしまったからです。

入社当初はまだ社会人としての経験も浅く、女性の職場というものを甘く見ていたのだと思います。

「美容が好きだから」とか「お客様を綺麗にしたいから」など、抱く思いも熱く、特に美容の分野では自分の天職だという絶対的な自信があったので、お客様からの信頼も厚くとても前向きに本当に楽しく働いていました。

けれど、好きなことを仕事にしてしまったために、社内の最短でどんどん実績を積み結果を残していくとともに周囲からの妬み嫉みや嫌がらせなどがどんどん加速して行ってしまい、気づいたら完全に孤立無援の状態になってしまっていました。

個人的には出世やお客様や周りの評価には全く興味がなく、ただ単純に生活のため・学費返済のため・親孝行のためと、無我夢中で慣れない東京での生活のために努力していただけだったので、入社3年目くらいまではどんなに辛くてもあまり気にせずに頑張れていました。

けれど、年齢的にも経済的にも社会人としても随分と落ち着いた生活が送れるようになってくると同時に、いつまでたってもどこまでいっても、店舗を変えても部署を変えても鳴り止まない周囲の対応に徐々に嫌気がさしてしまい、仕事に全く熱が入らなくなってしまいました。

そうなると、これまで期待して応援してくださっていたお客様からの信頼も薄れていき、最後の方は出勤することさえ困難になってしまいました。

結論から言うと、結局退職することでしか解決できませんでした。何度か長期的にお休みをいただいては復帰して問いうのを繰り返しながらもしばらくは続けておりましたが、やはり一度「嫌い」になってしまうと、何もかもが嫌になってしまうんです。

まず、朝起きるのが嫌、職場の人と顔を合わせるのが嫌、自社の商品や施術を進めるのが嫌、お客様とお話しするのが嫌。毎日毎日、朝起きた瞬間から、終業後の夜ご飯や友人との時間の事だけを考えて1日を乗り切るような状態でした。

それでも、せっかくここまで頑張ってきたのだから(元々、結婚・出産・子育て・仕事と、両立をしたくて選んだ職場だったので)、なんとか周りとうまくやりながら自分にとって居心地の良い空間を作ろうとかなり低姿勢で謙虚に努力もしました。

その甲斐あって、退職する最後の1年くらいは周囲からも信頼され私自身にとっても居心地が良くなりつつあり、少しづつ周りとのコミュニケーションも円滑になり楽しくなってきていた矢先・・・、入社当初から長年ターゲットにされて嫌がらせをされ続けてきたご年配の方と同じ店舗の所属になってしまいました。

自分がその人に気に入られていて、仲良くしたいと思われていることは周囲からも言われていたしなんとなく気づいていましたが、どうしてもその人の存在を受け入れられませんでした。

周りのみんなが言うように、「適当に相槌を打って立てていればいいよ」と何度も言われましたが、一度ターゲットにされてしまうと明らかに執拗に絡んでくるんですよね。

結局その方の定年まであと数ヶ月(その後はパートに切り替え)のところで私の年齢も30歳手前まで数ヶ月のところだったので、あと少し粘るかどうかとても悩みましたが、「その方が定年を迎えたとしても、所属している限りは厳しいだろうな。」と判断し、仕事との両立もステップアップも諦めて現在の主人と結婚し退職する方を選びました。

当時の私は、自分で結構な額を稼いでおり実績も積み、女性としての自立心の強さにとても強くプライドを持っていたように思います。

その結果、仕事も恋愛もなかなか思うようにいかず、必死になって現場から抜け出そうと頑張っていたと思います。

また、育った環境もあり「辞めるのは逃げだ」というような感覚を持ってしまっていたので、逃げたら幸せになれないと思い込んでいました。

けれど、冷静に考えると女性にとっての(人それぞれですが)私が理想とする幸せは、「穏やかに・笑顔で・優しく・綺麗でいること」だったので、余裕のない必死な姿は理想とは正反対だったと思います。

今は、結婚して優しいパートナーのお陰で徐々に心もほぐれて、自分自身が昔ののんびりした穏やかな状態に戻ることができました。

また、現在妊娠もしており、20代に頑張ったお陰で経済的にもそこそこ余裕があるので旦那様に甘えて専業主婦としてのんびりと毎日幸せな時間を過ごさせてもらっています。

もし、同じような理由で悩んでいる方がいらしたら是非、「ある程度の蓄えができたら、今の環境を卒業する!!!」という目標を持って、辛い日々を少しでも有意義に乗り切ってもらえたらと思います。