以前私は大手事務機メーカーの営業職として新卒で入社しました。入社当初は自分のテリトリーや、担当ユーザーも無くとりあえず上司から車で降ろされたエリアで飛び込み営業をしておりました。それからは担当テリトリーとユーザーを貰い営業活動をしておりました。

しかし、実は元々私は技術職を希望していましたが、その年にそのメーカーは技術職を募集していなかったのです。

来る日も来る日も苦手な営業活動に邁進していたのですが、もちろん嬉しいこともありました。
大型の案件の受注を貰って上司から褒められた時や、今まで他社の機器をしようしてたユーザーが自社メーカーに乗り換えてくれたり、業績を達成して報奨金を貰ったりしたときです。

しかし、月が変わればまた1から数字を作らなければなりません。悪い月には受注が目標の30%ほどで終わる月もありました。

そしてちょうど入社して3年を過ぎようとしていた頃、アメリカを発端とするサブプライムローン問題の件で日本も道連れで不況に陥ってしまいました。

販社、そしてメーカー自体も売上が減少していき、ついにメーカー自体での人員削減案が出てきました。私のテリトリー内でも倒産するユーザーが何件もありました。

これはただ事ではないな、と思ったと同時に『この先、この仕事を続けていっても自分はあまり幸せになれないな。』と思い始めたのです。

そして、私はまず同じ課の先輩に相談することにしました。その先輩は最初引き止めましたが、実はその頃には私の心の中ではもう辞める決意は相当大きなものでした。

はっきりいって当時の上司はかなり嫌いだった上に、自分から話しかけることはあまりなかったため私は辞めたいという意思を伝えづらかったので、そのままダラダラと2か月ほどの期間が過ぎました。

その間私は全くやる気が無く、朝に朝礼を終えてそのまま営業車で運動場の公園などで毎日のようにダラダラとサボっていました。

『もうこの仕事は絶対無理だな。』といつも思いながらサボっていると、当たり前のように上司から業績についてツッコミが入ってきました。

『お前、最近ちょっと酷すぎるぞ。ある人からお前が毎日仕事をサボっていると情報も入ってきているし、ちょっと会議室に来い。』と呼び出されました。そしてそこで話していると、その上司のもう一つ上の上司(営業部長)がやってきてこう言いました。

『今、全社的な売上・利益の低下で会社自体が人員のスリム化を図っている。お前みたいに数字を作れない人間はすぐにその標的になるんだぞ。』そして、私はもういいやと思って、こう返しました。

『そうなんですね。実は現在会社を辞めようと悩んでいるのですが、もし差し支えなければ今月いっぱいで辞めさせていただければと思います。』言った瞬間に少し後悔した気持ちはあったのですが、早くこのダラダラとした毎日から抜け出したかったのと、元々の希望であった技術職への転職先を探したかったのです。

引き止めらるかもしれないなと思ったのですが、会社自体が、スリム化を図っているというのもあって何と次の日には退職の承認が降りたのです。

そしてその月には退職したのですが、私はこの辞めて一番後悔したことがあります。それは、残りの有給を調べもせず退職金のみを受け取って退職してしまったことです。

私は有給は殆ど取っていなかったため、かなりの日数が残っていたはずですが、あまりもう会社とは関わりたくなかったため早く辞めようとして急ぎすぎたのです。

まあ、私の様な人間はなかなか居ないと思いますが、もし会社を辞めようとする際にはこの有給消化は必ずしておいた方がいいです。有給は元々社員に与えられた権利ですし、これを消化できない理由は大体の場合は会社側にあります。

なのでもし、会社自体が凄く嫌いになって辞めるような場合には特にその会社から貰うものはきっちりと貰ってから辞めた方が良いと思います。

あとは、転職先が決まっているのが1番いいですが、もし決まっていなかったりする場合は辞めてから2か月~3か月ほどは暮らしていけるほどの生活費はあった方が良いです。

私の場合は、転職先を決めるまでにやく3か月ほど掛かっていまい生活費はそこをついてしまいました。クレジットカードなどもあれば助かると思います。

そして、最後に転職先を決めきれなかったりやりたいことが無い場合、思い切って異業界に飛び込んでみるのも有りだと思います。

異業界で数年も働けば必ず何らかのスキルは身に付きますし、長い目で見ればかなり役に立つこともあります。