私はもともと子どもとかかわる仕事に就きたいと考えていました。そしてその思い通り、保育士という仕事に就いたのです。

仕事自体は予想以上に楽しく、毎日が楽しかったです。しかしそれでも仕事を辞めたいと思うようになりました。その理由は、職員同士の人間関係です。

先輩Aと上司の中がとてつもなく悪く、最初から空気の悪さを感じてはいました。しかしはじめは仕事を覚えることに精一杯だったためそこまで気にすることはありませんでした。

一か月ほど経ち仕事に慣れてくると、人間関係の悪さに目がいくようになりました。更には、先輩Aと私の帰宅経路が途中まで同じであったため、毎日一緒に帰っていて、その時は必ず上司の愚痴でした。

私は先輩も上司も尊敬していたのですが、先輩に対して上司の愚痴を言わないと場が収まらないような時もありました。思ってもいない愚痴を言うのはとても辛かったです。

そして一番辛かったのが、半年ほど経った頃、私が上司を本当は尊敬していることに先輩Aが気が付いてしまった時でした。それ以降、今度は私のことまで標的にし、ほかの職員にばれないように仲間外れにしたり、私の意見に反対してきたりしたのです。

毎日がとても辛くて仕事を辞めたいと思うようになりました。

誰にも相談できなくて辞めようかどうか悩んでいた時、先輩Bが声をかけてくれました。飲みに誘ってくれたのです。そしてすぐに、「Aさんと何かあったんじゃない?」と聞いてきてくれたのです。

誰も気が付かない中、Bさんだけは気が付いてくれました。とても嬉しかったです。また、先輩Aと先輩Bは、とても仲良しです。

それなのにもかかわらず、「私はAさんと仲が良いけど、あなたのことを話したりはしないから話してごらん。」と言ってくれたのです。

始めは正直疑いましたが、Bさんの真剣さを信じて、涙目になりながら話しました。そして話し終えた時に、Bさんが一言、「私はあなたの味方だよ。」と言ってくれたのです。

Aさんのことを嫌いになるわけではないけれど、Aさんの態度がおかしいと思ったら私の味方をしてくれると言うのです。私はとても嬉しくて涙を流してしまいました。

そしてその後、Bさんは言葉通りに私の味方をしてくれるようになりました。だからと言ってAさんとBさんの仲が悪くなるようなことはなく、Aさんにもわかってもらえるような形で味方になってくれました。

もちろん味方になってくれたことはとても嬉しかったですが、正直なところ、話を聞いてもらえたことだけで十分嬉しかったです。飲みに行った次の日からは明るい気持ちで仕事に取り組めました。

何か仕事で悩んだ時には、一人で抱え込まずに誰かに相談することが最も大切です。仕事のことなので、できることなら職場の人だと良いかとは思いますが、誰でも大丈夫です。

一番話しやすい人に話しましょう。私の場合はたまたま声をかけてくれた先輩がいましたが、こういったケースは稀だと思います。

基本的には自分から誰かに、「少し聞いてほしいことがあるから、今度食事にでも行かない?」と誘ってみるのです。

私も今となっては、本当はBさんに声をかけてもらうまえに、自分から誰かに相談に乗ってもらうべきだったのだと思っています。

もしもあのまま誰も声をかけてくれていなかったら私は辞めていたかもしれません。誰かに話すということには勇気が必要になります。

しかしその勇気一つで悩みが解決して仕事が楽しくなるのかもしれないのであれば、勇気を出してみる価値はあると思いますよ。

仕事で悩むことはたくさんあるかとは思いますが、その都度誰かに話しを聞いてもらって、ストレスをためすぎないようにしましょう。