5年間、歯科医院で受付兼、助手の仕事をしていました。未経験者で入社したため覚えることも多く、専門性が高いので最初からついていくのもなかなか大変でした。

当初は覚えることに精一杯でしたが、しばらく続けることで感覚をつかみ始め、仕事に慣れ始めました。ところどころ、なかなか覚えられない点もありましたが、そこまで同僚の足を引っ張ることなく、普段の仕事をすすめていくことができていたと思います。

そんな中で、数年勤め、新たな問題が発生しました。数年勤めたことで、上司から更なるスキルアップを求められたことです。

当初は未経験者ゆえに覚えることも多く、なかなか上手く仕事を回せることができませんでした。しかし、時間をかけて、ある程度の形にはなっていました。

しかし、そのままの状況で正社員として働き続けていたので、上司の評価はよくありませんでした。今の段階で形にはなっているものの、正社員として自分にできる更に上のレベルを目指してほしい、というのが上司の意見でした。

しかし、私の中で自分なりに工夫をして続けてきたつもりではいました。けれど、上司は私が工夫して続けていることよりも更に上を目指すことを要求していたのです。

数年勤めてきたことによる悩みにぶつかりました。確かに正社員として働き続けるためには、今の仕事の仕方を疑って、効率性を重視したり、売上を上げる努力をしていかなければなりません。

ですが、通常業務自体も多くなかなか考え、工夫する時間を私自身が取ることができなかったのです。

自分なりに、できる事から始め、上司の期待に応えれるように頑張ってみましたが、良い反応をもらえることはできませんでした。

そんな時間が続いて、自分にも嫌気がさし、勤め始めてからの自分の仕事について振り返って考えるようになりました。仕事自体は慣れてきたものの、私はこの仕事を覚え、形になるまである程度の時間を要しました。

その当初も上司の要求になかなか答えられなかったのだと思います。そして、今回は「スキルアップ」という点では問題が異なりますが、同じように上司の欲求に上手く答えていない、という点は共通しているところでした。

そもそも、私が思う仕事の方向性と上司の考える方向性も違っていたため、上手く噛み合わず、余計に悩む、という結果を招いていました。

入社当初は上手くいかなくても踏ん張れていましたが、自分が同じような問題で悩んでしまっている点から、もしここで問題が解決しても新たな問題が起き、同じように悩み続けることが嫌になりました。

自分が未熟であるなら、頑張るべき、と思っていましたが、別の角度からも仕事と向き合ってみたい、と思い、退職を決意しました。結果、現在は全く違う仕事に就いていますが、前職のように悩むことはありません。

もちろん、前職で同じことを繰り返さないためにも、上司の意図をくんだり、自分なりに工夫して仕事に取り組めているところは成長できたところです。

しかし、今の仕事よりも以前の仕事自体が覚えづらかった点からも相性の問題もあるのかもしれない、と考えるようになりました。

自分にできないことや不甲斐なさを感じることで、「ここでできなければどこへ行っても同じだ。」と考える人は多いと思います。

しかし、世の中に仕事は沢山ありますし、向き不向き、といってもやってみなければ、その確証も得られません。自分で自分の視野を狭めるのは、危険なことです。

仕事の悩みも様々ですが、能力自体にも相性はあります。前の職場では反応が悪かったことも、次も同じとは限りません。

もし仕事で自分の能力に悩みを抱えているなら、転職も視野にいれてみてもよいと思います。

私自身、悩む時間を短くして、行動することに時間をかけることが、有意義に仕事を続けていくことの最大のポイントになると信じています。