新卒で入社したところがブラック企業でした。

仕事内容は商品の検品作業で、いわゆるルーティンワークのようなものです。

誰でもできるような内容なのでこれといって面白みはありませんが、立ちっぱなしであることを除けば作業自体はそれほど苦ではありませんでした。

では具体的にどの辺がブラックかというと、拘束時間の長さです。

毎日残業3~4時間は当たり前で、定時で帰れたのは入社して最初の一週間ぐらいです。

上司も決して定時で帰ることは目指そうとせず、残業すること前提のスケジュールになっています。

噂で聞くブラック企業とはどんなものかと思うことはありましたが、まさか自分がその従業員になるとは予想もしていませんでした。

あとは休日出勤もほどほどにあります。

いくら頑張っても仕事が減らない現状を上司たちも受け入れていて、残業2時間なのに「早く帰れる」とみんなが喜んでいる光景は異常だと思いました。
ついには、拘束時間の長さと終始立ちっぱなしでの作業ということもあり、腰を痛めてしまいました。

残業を含めると11~12時間は立ちっぱなしなので腰痛持ちの私にはしんどかったです。

最後の方は病院や整体に通いながら、だましだまし仕事をしていました。

肉体的にキツかったのもそうですし、作業場や休憩室がかなり汚いために従業員を大切にしない雰囲気が滲み出ていたブラック企業です。

どうやってその状況から抜け出したかというと、退職して今では別の会社で働いています。

誰でもできるような仕事内容ですし、バイトやパートを雇って従業員をかさ増ししているので、辞める際も引き止められることはなかったです。

ただ、退職届けを出してから実際に辞めるまでは当然ですが普段通り仕事をしなければならないので、どうやって仕事と向き合うかは考えさせられました。

といっても、辞めることは決まっていたので適当に仕事をしていただけです。

どんなに頑張っても残業があることには変わりないので、ダラダラ仕事をこなしたり適度に手を抜いたり、できるだけ体力を消耗しないようにしていました。

全体の業務量が個人でどうこうできる状況ではなかったので、一人いなくても状況は変わらないと考え、実際に仮病を使って休んだこともあります。

真面目に仕事に取り組んでいた時は色々と辛かったですが、辞めると決めてからは考え方を変えることで気が楽になりました。

現在ブラック企業に務めていて辞めたいと悩んでいる方にアドバイスですが、今すぐに辞めることをおすすめします。

それに悩んでいる人に限って、たぶん自分の中で答えは出ているのではないでしょうか。

それなのに辞められない理由は、お金とか生活とか色々な問題があるからだと思います。

しかし、それだとずっと辞められないままです。

結婚していて奥さんとか子供とか養わなきゃいけない人がいるなら話は別ですが、そうでない限りは何とかやっていけます。

これは私の体験談になりますが、退職して間もないころは「次の就職先が決まらない」とか「貯金が尽きてきた」とかで精神的に不安定になりがちでした。

しかし、両親に相談して実家に戻ることが決まると、だいぶ気持ちが楽になったんですよ。

今現在も親のお金で生活しているのは事実なので自慢できることではありませんが、会社を辞めても道が閉ざされるわけではないですし、他にやりようはあると思います。

何よりも長い人生の貴重な時間を、ブラック企業に捧げる必要はないです。

私も一年弱ほど以前の会社に務めていましたが、たった一年ですら無駄にしたと後悔しています。

会社や世間体などではなく、まずは自分がどうしたいかを考えてみてはどうでしょうか。

自分の身を守れるのは自分だけです。