定休日がない携帯ショップに勤務していたため、休日の曜日が決まっていませんでした。また、土、日、祝日はほぼ出勤で、休日の平日も連休は取れませんでした。

3,4日出勤して、1日休みのサイクルだったため、うまくストレスの発散ができなかったことが仕事を辞めたいと悩むきっかけだったと思います。

連休がないため、旅行に出かけたり、休日にはめをはずすことができないことは社会人1年目の私にとっては大きなストレスになっていたのだと思います。

加えて、この仕事にノルマがありました。携帯電話をひとり1台は持っているこの時代、個人客から新規契約を取ろうすると、お客様の家族から契約を取ったり、携帯電話とは別にタブレットなど別の商材を勧めたりしなければなりません。

端末を売るだけの仕事ではなく、契約期間である2年間は最低利用料を払っていただかなくてはならない上、端末の分割契約も執り行います。

そのため、契約内容の説明不足や、登録のミスは大きなクレームや、会社の損害につながります。これらの責任の大きさに怖気づいてしまい、中々契約が取れず、ノルマが達成できずにいると上司から叱責され、モチベーションの低下につながっていきました。

私は結果的に、休みが少ないことで身体を壊しこの会社を辞めてしまったのですが、辞めるまでの間、ノルマ達成に関して自分なりに解決策を見つけることができました。

機種変更など、契約のために初めて店に来店したお客様に新規の契約をいただこうとするとハードルは上がります。

しかし、故障相談や操作の仕方を聞きに来た方へ丁寧な対応をし、自分の「ファン」をつくり、お客様からの信頼を得られると機種のお勧めやプラン変更等の提案がしやすくなります。

売ろうとするのではなく、お客様の困っているところ、不便に感じているところを糸口に提案をする、という形にするのです。

そうすると、例え契約にきたお客様から新規が取れなくとも、別の用件でみえたお客様から新規契約が取れたりします。

また、故障、料金、操作など様々な相談に乗ることで自分の中の提案力がついていきます。

これで困っている方には、このように提案しよう、この機能をよく使う方にはこのプランにしようなど、自分の中で提案のパターンができてくると、様々な切り口から契約を取れるきっかけをつくることができ、少しずつノルマをかせぐことができました。

また、提案のパターンを増やすために端末の使い方の勉強もたくさんしました。すべての機種の特徴が頭に入っていれば、お客様の疑問にすぐ答えられます。

些細なことでも、「この店に来れば解決してくれる」、「この店員さん詳しいな」と思っていただければ、それだけで他店より信頼を得られるのです。

自分のファンになってくれた方は、自分を指名して契約をとってくれることもあるので、どのような用件でも丁寧に接客するのは大切だと感じました。

現在仕事で悩んでいる方へのアドバイスは2点です。ひとつ目は自分は休日をどのように過ごしたいかをちゃんと考えておくことです。

接客業をしていれば、大型連休や祝日はほとんど休みがとれません。他業種の友達と遊ぶことは難しいと思います。

ですので、休みをいつ取りたいのか、何をしたいのか、その業種の繁忙期はいつなのか、というのは明確にすることで休日の過ごし方も有意義なものにできると思います。

例え休みが取りづらい業種でも休日にしっかりリフレッシュができることでストレスも溜まりにくくなると思います。

ふたつ目は、仕事を自分なりにアレンジすることです。先に書いたように、単に新規契約を取るために仕事をしているとノルマもあるのでストレスを感じてしまいますが、契約外のお客様への対応を楽しめるようになることで、仕事が少しは楽しくなりました。

自分がしなければいけない仕事の中でメインのものが必ずあると思いますが、それ以外の細かい仕事をしっかりできるようになると、メインの仕事も楽しくなってくると思います。

例えそれが事務所の掃除でも、周囲から「あの人は掃除をちゃんとしてくれる人」だと思われるだけでもモチベーションになると思います。その積み重ねが大切だと思います。