造園業と言えば、庭師を想像されるでしょうが、現在の状況としては土方作業がほとんどです。日本庭園がなくなってますし、一軒家においてもガーデニングはしてても植木を植えてるところが激減してます。

私は庭師を目指し造園業に入社したのです。最初の1年はほぼ雑業ばかりです。それはしかたないです。先輩庭師の横で掃除や道具の手入れなどを主にします。

2年目、3年目になると、少しずつですが庭師らしい作業をさせてもらえるのです。しかし、私が入社した造園業者に庭師としての仕事がほとんどなかったのです。

日本庭園を造りたいという夢を持って入った世界ですが、入社3年目で現実を知ります。日本庭園自体がなく、庭の仕事ができないのです。

老舗の造園業者はいくつか顧客を持っていて庭師としての仕事ができていますが、私が所属していた造園業者では年々、顧客が減りつづけて、庭の仕事がなくなり、それを補充するために何でもこなしていたのです。

道路工事に関するような土木作業が年間の半分以上を占めていたのです。

朝は5時から夕方の日が暮れるまでが仕事の時間です。どの現場も屋外ですから夏は暑く、冬は寒いです。体力勝負の職業です。

庭師になるのなら、体力がある30代がギリギリセーフです。40代以降からやるのには体力に相当自信がある方でないと厳しいです。

造園業者は日給月給です。修行時代の数年は、月給15万円も頂ければありがたいぐらいです。修行しないことにはプロの庭師にはなれないわけですから、苦しい生活も耐えられるわけです。

しかし、私の場合はそうではなかったのです。安い給料は全て土木作業での稼ぎであり、庭師としての修業が全くできなかったのです。

また、他県への土木作業の仕事で1週間以上も離れる時もあり、私はこの時に辞めたいと特に思ったのです。

私は入社3年目にして、造園業の現実を知り、私は転職することにしたのです。他の造園業者を探して庭師として修業できる会社を探しましたが、どこも同じような状況で充分に庭師として修業ができる会社を見つけられなかったのです。

仕方なく、他業種への転職を余儀なくされます。後悔はしてないです。実際に業界に入り、やってみたが、叶えられない現実を肌で感じたわけですから、諦めは早かったです。

庭師としての経験を次の仕事に生かそうとは考えていたのです。その後、私は、インテリアを扱う会社に転職することに決めます。

室内と屋外での違いはありますが、空間をクリエイトするという部分では庭師の仕事と似ています。インテリアの業界で経験を積み、いつの日が自分でクリエイトした作品を世の中に披露する夢を頂くようになります。

現在仕事で悩んでる方にアドバイスするとすれば、まず、やれるだけやってみることです。どの世界でも、どうしようもないことは出てきます。

挫折も経験します。思うようにならないことが多いのがこの世の中ですが、だからといって、悲観的になる必要もないです。

1つの目標が叶わなかったとしても、それが本当の自分が目指してるものでない可能性もあります。次に出会った仕事が天職だったりします。そういう話もよく耳にします。

私と同じく造園業の庭師を目指してる方でしたら、世界で働くのも手です。日本庭園は海外では人気があります。

私は国内で働くことを志望してましたから、世界には目を向けてませんが、世界では日本庭園を作れる技術者である庭師の需要があります。自分で世界に渡り庭師として独立するという志がある方なら、庭師として活躍できる道はまだまだあると言えます。

ガーデニングが盛んなヨーロッパやイギリス領だった英語圏の国は日本庭園に興味を持ってますから、そういう国々がオススメです。