仕事内容としては固定の企業の広告企画や、スーパーのチラシ制作をしていました。

毎月の数字が足りない時には新規で営業に回ったりして勤務時間は1日15時間、週1回の休日で休みの日も出ないといけない場合もあったりと、労働環境は非常にハードでした。

そんな中いくらがんばっても給料も増えず、プライベートの時間もままならないという毎日が続き、仕事を辞めたいと思うようになりました。入社3年目くらいのときでした。

徹夜する日もあったりと、体調を崩すのではという時もありましたが、元々体は丈夫だった為、ケガや病気をする事はありませんでした。

プライベートの時間もままならないので、お金は貯まるのでは?と良く言われましたが、残業の度に外食が続いたり空き時間にパチンコなどのギャンブルにはまったりと、お金が貯まる要素もなく、いつしか目標も失いかけていきました。

そうなると、もはや仕事に対して愚痴しか出てこないようになり、なんで自分の給与はこのくらいなのに上司はこれだけもらっているのかなど不満だらけになり、転職も考えるようになりました。

悩みを解決したきっかけとなったのは、当時まだ独身だったのですが自分の家がほしいというささやかな夢でした。

年収はまだまだ買えるくらいの年収ではなく貯金も無かった為、せめて勤務年数や役職だけでも住宅ローンの審査を受けても問題ないようにしよう、そしてどうせ辞めるのであれば、今までの苦労が無駄にならないよう住宅ローンが組めてから辞めて転職しようと考えるようにしました。

なぜならこのまま労働環や外的要因で仕事を辞めるのも悔しかったからです。

それから2年が過ぎ、同期の中で一番遅くなりましたが、一般社員から主任に昇格する事ができました。これをきっかけに給与は少しアップし、ギャンブルも辞め少しずつお金も貯まるようになってきました。

労働時間についても、自ら工夫するようになり、早く帰れるときは帰る、残業するときはとことん残業するとメリハリを付け、少しずつではありますが、プライベートの時間も作れるようになってきました。

それから更に5年が経ち、係長に昇格してからは財形貯蓄も毎月行い、いよいよ夢のマイホームを手に入れるところに手が届いてきました。

この時点ではもう仕事を辞めたいという考えは起きずに、どうやったら仕事が楽しめるかばかりを考えていました。そして入社11年目にして、結婚を機に夢のマイホームを手に入れる事ができたのです。

仕事で辞めたいと思う瞬間は誰しもあると思いますし、私自身もそうでした。

しかしながらプライベートでも何でもそうですが、「こういう事がしたい」「こういう風になりたい」という理想像は、漠然としていてもあるはずです。

私の場合は、自分の家を建てたいという事でした。石の上にも3年ということわざはよく言ったものですが、特に仕事の場合ですと、3年は続けて業務をしないと自分なりの判断はなかなか出来ないと思います。

職場においても同じく、嫌だから環境が合わないからといってすぐにその場から離れる仕事をしていたのでは、後の成長に何も繋がりません。

全てを我慢しろという訳ではないのですが、3年そして一定期間は嫌な事であったとしてもそれを乗り越える努力をする事によって、自分なりの楽しみ方や目標に向かって頑張るプロセスが自然と身体に染みついているものです。

多少の運や実力もあるかもしれませんが、まずは自分自身が考える事です。

困難に対して乗り切る力を身に付けない事には、次の職場や環境にいっても同じことを繰り返すだけになってしまいます。

私自身も、辞めたいと思った3年間を乗り切ったおかげで、対応する能力が身に着きましたし、夢だったマイホームを手に入れる事ができました。

努力をすれば、必ずいい事があるはずです。