私は広告代理店の営業職として、新規開拓で毎日色んな企業に営業をかけていました。新規開拓の営業としては、具体的には2種類の営業方法がありまして、一つが電話営業です。

一日100本から200本の電話をかけて、なんとかアポイントをとります。そこで、とれたアポイント先に行って、自社の商材を提案し、購入していただくという内容です。

もう一つの方法は直接、電話でのアポイントを取らずに、直接企業を訪問する飛び込み営業です。この2種類を会社の指示にしたがって行っていました。

自分で言うのも恐縮ですが、私は頑張り屋さんなので、特に人より気合をいれて頑張っており、電話アポイント飛び込み営業も人より何倍も多くこなしました。

その分の結果として、良い成績を同期の仲間よりも出やすかったです。しかし、その反面辛いことも非常に多かったです。

電話アポイントでは非常に冷たくあしらわれて時に酷い言葉を浴びせられることもありましたし、訪問営業に関してはいきなり水をかけられるなんてこともありました。そんなストレスが積もり積もって、入社5年目には既に辞めたいと思っておりました。

そこで営業部の中ではトップクラスの成績を誇っていた私は、自分のことに関してはもっと貪欲になれるのか、すぐに行動を起こすことにしました。

まずは私の部署で一番偉い権限を持つ上司の方に、お時間いただいて、全てを話してみることにしました。もちろん上司の方は止めるために、色々な話をしてくるだろうなと思ったのですが、それが予想以上に心に響きました。

営業である以上、辛いことがあるのは仕方ない、しかし営業だからこそ今の給料であって、営業でなければ給料が圧倒的に低いということでした。

確かに私は同年代の友達よりかなり多く給料をもらっていました。営業は成績に応じたインセンティブというボーナスが毎月あって、成績が良い私はかなりの額に達していたのです。

なので、それでもやりたいことをやるというなら、部長はもちろん無理やりは止めないけど、よく自分の生活を考えて結果を出してくれという内容でした。

思えば私には、入社二年目にできた妻と子供という、大事な家族がいます。その家族のために、ちょっとやそっとの辛いということで、やめていいものなのかと悩みました。

それにこの年で転職をして、今更やりがいのある仕事なんて見つけられるのか、そもそも辛いと感じない仕事なんてあるのかということ考えにいたりました。

なので、もう少し頑張ってみようと思い、上司に報告したところ、もちろんそのまま続けてもらうし、もう少し頑張れば出世して管理職にしてくれるとのことでした。それからというものの、新しい目標もできたこともあり、楽しく仕事できるようになって今にいたします。

なので、私のように営業職をやっている方は特に辛いことが多く、辞めたいと感じる方も多いかもしれません。しかし、その反面で良い結果を出せば、営業職は色んな仕事の中でもトップクラスの給料を得ることができます。

事務のように決められた流れ作業をして安い給料をもらうのか、辛いことを乗り越えて高い給料をもらうのかということを考えれば一目瞭然だと思います。

なので、すごく変な例えかもしれまんせんが、コンビニのアルバイトの仕事がバーコードを打つことが仕事とするなら、私たち営業社員は断られることが仕事と思えばわかりやすいかもしれません。

営業とは、求められていない所に行うものなので、そりゃあ断られて当然です。向こうも業務中で、必要のない電話に時間をかける義理はいっさいないので、強く当たるのが必然だと思います。

こういった営業の本質の部分を捉えて仕事ができれば、基本的に拒絶される営業も少しは楽にできるようになると思うので、お勧めです。