体力もありましたし当時は若かった事もありましたので、体を使った業種に就きたいと考えた末に宅配便の仕事に就く事になりました。

トラックに乗り各家庭を回ったり企業に頼まれた機材を運んだりするお仕事です。仕事を始めるに付いて適正能力が試されるのですが、入社をして直ぐに研修の施設に入所をさせられ、そこで配送業の仕事のノウハウを学ぶ為に数週間に渡り研修をさせられました。

朝早くから規律正しい生活を求められ、小さな荷物から大きな荷物まで運ぶ練習をさせられ、持ち方にも細かい指摘をされるので毎日がとても厳しく辞めようかと思った事がありました。

実際、施設に入所をした同期の仲間がたくさんいましたが、厳しさに耐えかねて数日で辞めた方もいました。

私も仲間が辞めていく姿を見て、この先続けられるのかと思い、同じように辞めようと思いましたが、ここをがんばれば仕事が貰えて、それに見合った対価が将来的に発生すると思い、がんばりました。

その後厳しかった研修も終わり、晴れて営業ドライバーとして勤務をする事になり、府内の営業センターに配属する事ができました。

仕事内容の方ですが、朝一に配送先の場所が指定をされ回る訪問先が決まるのですが、トラックに積む荷物を確認をする事から始まり、一つでも積み忘れたら大変な事になります。

配送先の地域を回る事になりますが、順番に荷物を届け一つ足りないとなりますと、配達をする事が出来ずにお客様に迷惑を掛けてしまいます。

一度、配送の荷物を積み込む作業員がお客様の荷物を積み込むのを忘れてしまい、指定をされた時間に届ける事が出来なくて上司に大目玉を食らってしまった事がありました。

厳密に言うと私の責任ではありませんでしたが、積み込みの確認を怠ってしまったと言う事で連帯責任を求められ、始末書を提出するこ事となり大きなペナルティを負ってしまいました。

仕事をしている上でミスは付き物なのですが、どうしてもミスは発生をしてしまいます。

時間指定で荷物を届ける事があるのですが、夜の8時だと指定をされれば、その数分前には指定された荷物を届けなければなりません。

約束の時間帯に出向き届けるのですが、交通事情が混雑をしており決まった時間に届けられない事があり、お客様から営業所の方に届いていないとクレームが届き、上司から怒られることがありました。

理由を述べても言い訳にしかならず自分の責任だと言われ、同僚の前で見せしめのように怒られたこともありました。

あまりの厳しさに自分には合っていないと思うようになり、何度も辞めようと思いましたが回りの励ましもあり、なんとかがんばっていました。

ですが気持ちとは裏腹に体の方は待ってくれずに究極の事態に追い込まれてしまいました。重いものを持ったりする事が多く、体には負担が掛かる事が多いのですが、肉体労働では避けられない腰痛が発生をしてしまいました。

歩くのも辛いですし日々の生活の中でも支障があるのですから、肉体労働をする事はさらに状態を悪化させてしまい、毎日が苦痛の生活になってしまいました。

仕事中は腰にコルセットを巻いて仕事をしていましたし、あまりの激痛に鎮痛剤を飲んで痛みを抑える事も多かったです。

週に数回は整骨院に通い、電気治療を受ける事も多くなりました。休んで安静が必要だったのですが休むわけには行かず無理をしていましたが、体が耐え切れずに一ヶ月に数日休む事になり、迷惑を掛けれないと思い6年働いた配送業を辞める事にしました。

本当は治してでも働きたかったのですが、この先、長年働く事を考えますと、また体を壊してしまうと思いましたし、年を重ねてこの先続ける事は不可能だと思いましたので、将来を考えた決断だったと思います。

仕事を続けようかと悩んでいる方はたくさんいると思いますが、この先今の現状が続いて、将来的に負担が見えている場合は、先の事を考えて決断するのも一つの選択肢だと思います。