写真撮影が大好きで家電量販店のカメラ部門に新卒社員として入社しました。新人教育として社員が一対一でつくような形での指導でしたので、しっかりと丁寧に教えてくれる会社だったと思います。

学生の頃にコンビニのアルバイトを4年間していたので販売の楽しさも分かっていたので仕事自体は辛くはありませんでした。

家電量販店などは社員同士での会話はあまりきれいなものではありませんでしたが、私はその点は聞き流せるほうだったので、暴言などに耐え切れずやめていった同期は1年で半数ほどいました。

販売士の資格を取ったり前向きに働いていた私が、辞めたいと思った理由は仕事内容ではなく残業の多さでした。1日の労働が12時間が当たり前だったりしたので、どんどん自分の時間が削られ、精神的に疲れてきました。

夕食も全く食べない時があったり、そうかと思うとチョコレートを大量に食べたりと体には良くないような状況でした。お給料はきちんと出たので、その点はありがたかったのですがデートなど全く出来る状態ではありませんでした。

仕事の態度を認められマネージャー補佐的立場に置かれたのですが、このまま続ける気持ち的余裕がなくなっていました。

自分を支えているのが今の夫でしたので、結婚をして少ない時間でも彼と会える環境を求めていました。

まず両親に相談しました。結婚の相談と同時に退職の意思を伝えました。今の過酷な労働を見ていたので、女性だから辞めても何とか生活していけるのかなという両親の考えでしたので甘えさせてもらいました。

そして、次に思い切って結婚の意思を上司に相談しました。現在の残業時間では体がもたないという事、結婚したいという事。結婚後も仕事を続けたいので残業時間を減らしたいと申し出ましたが、それは出来ないと却下されました。

入社1年目での退職は自分的にも非情に不甲斐なく、仕事が嫌いというわけではなかったのでかなり悩みました。

しかし、結婚後出産となると仕事が出来るわけもなく、女性はここが限界なのかとあきらめも出てきました。現在は育児休業など制度が整っていましたが、当時は女性は結婚・出産は社員をやめる風潮にあったので、その流れで私も入社1年目で辞める事になりました。

当時の上司が「ここでの接客での経験は他の小規模店舗の5年分に値するものだから、子育てが一段落したら時給も今とあまり変わらないくらいでアルバイトとして雇えるように交渉するので戻ってきてね」と言ってくれたのが凄くありがたかったです。

私は個人の事情の為に仕事を辞めましたが、女性なら必ず超えなくてはいけない壁だと思います。今は色々な制度があるので、精神的に続けられそうならこちらの制度をうまく利用して、是非正社員の地位は確保してほしいと思います。

結局10年後私が復帰した際は上司は他の店舗に移動になり、通常パートの時給でお世話になっています。内容はほぼ正社員と変わらないのでちょっと納得いきませんが仕方ありません。

20名ほどいた同期も残っているのは3人でした。それほどに入れ替わりの激しい業界だと思います。辛くて突然会社に来なくなってしまった者、トイレ休憩といって抜けだし突然来なくなった同期もいます。

突然だったので驚きましたが、今思うと若かったんだと思います。働いてお金をもらうことはとても大変な事です。1年目は新しいことだらけで本当に大変かと思います。

上司には色々な方々がいて、全く聞き入れない方もいますが自分の性格に合った上司がいるはずだと思います。そして辞めたいと思うことは働いている皆が経験することです。

まずは勇気をもって上司もしくは私のようなお節介なパートのおばさま方にに相談し、上司につなげてもらうかして、辞めるにしてもいい形で辞めることが次につながる大切な事だと思います。

人と人との中での仕事ですので対人関係は面倒だと思いますが、あなたの心を汲み取ってくれる方はいるはずですので、相談相手が見つかるといいですね。