手に職をつけたいと思い、アロマスクールへ通い、スクールがサロンも併設していた為、そのまま就職することも出来ました。

大手ではなく個人経営のサロンです。小さなお店の良いところは、お客様との距離が近く、その分返ってくるものもダイレクトかもしれませんが、頑張った分だけお客様の反応はあるところだと思います。

お客様やスクールの生徒さんも年代や職業など様々な方に会え、仕事としてはとても遣り甲斐を感じていました。ただ、個人経営のサロンだった為、メインのスタッフはオーナーと私だけでした。

企業拡大を目指していて、求人も随時かけていたのでスタッフは入ってきますが、早い人は数週間で、長くても一年と経たずに辞めていってしまいます。

接客業のため売り上げ目標も課せられます。それは自分だけのことなので、自分次第と割り切ることができます。ただ、自分のことや日々の仕事をこなすのに精いっぱいなのに、あまりにもスタッフの入れ替わりが激しく、それに振り回されるようになっていきました。

オーナーは人の入れ替わりには慣れているようでしたが、私はそれに対応できず余裕がなくなっていきましたが、つらい中でも私の支えになっていたひとつのはお客様の存在でした。

本当にお客様に恵まれ、少ないながらも私を慕ってくれる方もいました。辛いことを良いことで補おうと頑張ってみました。

でも、仕事以外のことでの気晴らしにも限界を感じるようになっていきました。気づけば、よく遊びに行く友達に会うたびに仕事の愚痴をこぼすようになっていました。

せっかく会っているのに、こんな話ばかりで申し訳ないと思えるようになった私は、冷静に先々のことを考えるようになりました。まず、入社してからずっと同じことで悩んでいるのは、私に原因があるわけではないということです。

頑張った、努力した、などは自分で判断することはできませんが、自分なりにやれることはやってみたが状況が変わらず、原因はオーナーにあるのかもしれないという考えが浮かびました。そのためにはこの場を離れるしかないと考え、仕事を辞めるという答えを出しました。

当時はなぜ入れ替わりが激しいのかを考えず、入ってくる度にスタッフの悩みを聞くのが仕事のひとつのように考えていたように思います。

愚痴は聞くものだと思っていた節もありましたが、聞いているだけでは解決しないということに、あとになって気が付きました。

スタッフが辞めてしまう原因は、主にオーナーの人柄に問題があるようで、私は距離感を保って接していましたが、それがうまくできない場合、お互いの関係を保つことができなくなります。すれ違いが生じ、コミュニケーション不足からその場を離れるしかなくなるようです。

それから、愚痴ばかり出てしまうのは、自分が自身で思っている以上に認められていないという部分もあると思います。それを人に話したところで解決はせず、愚痴るのではなく、状況を変えるために相談するような話し方をするべきなのだ気づくこともできました。

私自身もそうでしたが、入れ替わりのスタッフたちみなも同じだったのだと思います。

人が少ないよいうことは、それだけ逃げ場もなく、何かの絆やつながりがなければ、すれ違うのも簡単だと思います。個人経営でしかもスタッフ数の少ない職場ですと人の思いも目で見やすいものです。

手に職をつけられたら、今度はそれを生かせる場所を見つけるのも重要になってきます。また、仕事はお客様のためでも、会社のためでも、職場の仲間たちのためにするものでもなく、まずは自分のためにするものかもしれません。

それが徐々にお客様のため、会社のため、職場の仲間たちのためになるものです。まわりに振り回されて、自分の仕事ができなくなる状況は避けたいものです。

仕事を辞めたいと悩むことは誰にでもあることです。悩んだときは、まず相談する良き相手を探すことから始まります。悩んだら、その悩みに対する答えをくれる人を探してみてください。