化粧品注文オペレーターの会社に就職が決まる前に、他社のオペレーターの研修を受けたことがありました。しかしデビューテストに合格できませんでした。

それで、今の会社の研修を受けるときは、以前できなかったことをよくよく注意してデビューテストに臨みました。その結果、合格することができ、現在に至っています。

でも、オペレーターとして、お客様と電話対応をすればする程、奥の深い仕事だと痛感しています。ある時、他のオペレーターのように、スムーズに対応ができないことで、自分は、オペレーターに向いていないのだと悩むようになりました。

時々、電話を終話する際に、お客様が、小さな声で「何、この人は」とか、「新米みたいよ」などという声で、電話を切られることがありました。

そんなことが続き、2,3か月の間、悶々とした日々を過ごしました。それで、この仕事は、自分には向いていない、もう辞めた方がいいのだろうかと思うようになりました。

それでもやはり生活のため、また自分自身の成長のために、すぐに辞めてしまわない方がいいとも思い、私は、隣に座ったオペレーターの電話の対応に注意を傾けてみることにしました。

そして、すぐにではありませんでしたが、ある時に、オペレーターとして自分に足りないものに気付きました。

それは、考えてみれば、ごく当然のことだと思えることでした。何かというと、電話の向こうにいるお客様の反応に、もっと注意を払うべきだということでした。

自分の話した言葉によって、お客様がどのような気持ちになり、どのような反応をするのかを、少し注意を払うことで、その次に、自分は何と話を進めていけばいいのかが、分かるようになるということでした。

もちろん、すぐに対応できるようになったのではありません。

お客様が、どのタイプの化粧水にした方がいいのか迷っていたら、お客様のこれまで使ってきた化粧水に少なからず問題を感じているのだということを考慮して、これまでとは違うものを紹介してあげる。

というような、本当にオペレーターとして当たり前のことだと思いますが、そういったアドバイスの仕方に心掛ける様にすることで、少しづつスムーズな対応ができるようになって行きました。

オペレーターという、これまで経験のなかった仕事に挑戦することで、私は、少しづつ臨機応変に対応することができるようになってきたのではないかと、自分で感じることがあります。

そして、オペレーターという多くのプロと呼べる人を見ていると、それがその人の天職だと思えるオペレーターがいることに、気付きました。

話し方のスピード。説明の丁寧さ。持ち前の声の明るさ。そしてもっとも大切だと私が思うこと、それは、クレームに対応する時に、こちらも一緒になって向きにならずに、冷静に対応するという能力。そういったものを初めから持ち合わせている人がいます。

そのような人は、やはり会社の方でもわかるようで、すぐにその大切なポジションに回されて行きました。私から見ると、特別な努力ではないけれど、少し頑張ることで、立派なオペレーターとなれる人もいるのにな、とうらやましく思いました。

でも、もう少し周りのオペレーターを観察してみて分かったことは、最初は天職だと思えないような人でも、やはり2年も3年も続けることによって、立派なオペレーターになっている人もいるなということでした。

「継続は力なり」という言葉があります。よく言われる言葉ですが、つい目先のことで精いっぱいで、長い目で仕事について考えてみることをしない自分に、反省を与えてくれる言葉です。

オペレーターという仕事は、自分の天職ではないと思う仕事でした。でも続けることによって、天職の人のように近づくことができるかもしれないと、今は思っています。

まだ、オペレーターになって2年目の私には、わからない未来があると思います。これから先、オペレーターという仕事が、私の天職になっていくこともあるでしょうか。

これからも、地道に先輩のオペレーターの人たちを見習いながら、進んでいけたらと思っています。