私は息子を産んで3年が経ったころ、そろそろ働きたいなと思いハローワークや色々な所に行き仕事を探しに出かけました。しかし、どこに行ってもまだ小さい子供がるので、急な発熱などの時に休まれては困るからと言って受け付けてはくれませんでした。

半ばあきらめかけていた時に偶然近所のヤクルト販売員の正社員を募集していることを知りました。ヤクルト販売員とは個人の家や会社に行き定期的に決まった時間やお客さんの希望の曜日にヤクルトの商品をバイクで配達するお仕事です。

バイクの免許もあり、固定給でもあった事や、顧客に商品を配る簡単な仕事だし私にもできそうだなと思って早速面接をお願いしました。

またヤクルトには会社の保有施設として、働くママさんの為に託児所があった事も子供がいる私には大きかったです。これなら、息子を仕事前に預けて、仕事が終わると迎えに行けるし本当に助かるなと思ったのです。

そして久しぶりの社会復帰にウキウキしながら私は面接を受け合格を頂き、晴れてヤクルトの販売員になったのです。しかし、これからが思った以上に大変でした。

固定給とはいったものの、それだけでは本当に給料は少なく、ほとんどの先輩方は別に顧客を持っており、そこで一契約につきいくらという歩合制になっていたのです。

私にも前任者から少し顧客を割り振られましたがそれだけでは本当に少なく、私も新規の顧客を開拓せざるを得ない状況でした。

毎日色々な会社に出向き、話を聞いてもらいましたが、すでにヤクルトを取っている会社や、自宅も多く新参者が顧客をつかむことはなかなかできませんでした。

働くことを甘く見ていた私は自分自身の甘さを心底反省していました。そんな日々が続き私はもう「この仕事は自分には向いていない、やめよう」と思っていました。

しかし、そんな事を偶然にママ友に話をしたら翌週に「顧客になってくれるって」と言って、子供を通じて知り合いになったママ友達や自分の知人、ママサークルの方、近所の人などを紹介してくれたのです。

本当にびっくりして、嬉しくて感謝してもしきれない気持ちでした。これから、また知り合いが知り合いを紹介してくれてあっという間に私の顧客は増えて行ったのです。

今もし、私のように仕事を辞めたい、自分には合っていないと悩んでいる人や、今の仕事がきつい、給料も安いと思っている人がいたら、一人で悩まずに誰かに相談してみてほしいです。人にいう事できっと気持ちもすっきりしますし、そこから何か打開策がでてくるかもしれません。

あなたが一生懸命頑張っていたら周りにいる人はきっと手助けをしてくれると思います。そして、一生懸命に働いている姿を見て「よし、応援してやろう」という人も出てくるかもしれないのです。

私は、自分で自分の限界を作ってそこから逃げてしまう事は本当にもったいなく、人生を狭くすることだと思うのです。

もうだめだと思ったところから、もう一度逃げずに頑張った人だけに、きっとご褒美があり、それは今の自分をもっと大きなものにしてくれたり、人に感謝する気持ちだったり、社会人として最も大切な事を教えてくれるんだと思います。

今の自分がもし将来なりたかった自分とは違っていても、決して嘆かないでください。そこから逃げずに、困難に立ち向かいそれを乗り越える事が出来たならきっとあなたは今よりも成長してより、逞しく大きなあなたになっている事は間違いないのです。

困難に立ち向かう事は決して大変な事だけではありません、人生を今より良いものにしてくれて、社会人としてあなたに大切な事をたくさん学ぶ機会を与えてくれている、そう思って何度も困難にチャレンジしていってほしい、そう私は思います。