私は新卒でとあるIT系の製造会社に勤めました。その会社では電子基板を検査する装置を作っていました。そこで、私は装置の設計と工作機のプログラミングをしていました。

この会社に入社した理由は結婚する予定でしたのでちゃんと正社員として勤めたいと思ったからです。あとプログラミングやCADに興味があったからです。

さて、この会社に入社して辛かったのは私が入社した時には倒産の危機だったことです。会社が人員確保に乗り出したのはこれから2~3か月後ぐらいに大きい受注が見込めるためだったそうです。

しかし、その受注の話が流れてしまい補充した人員が手空き状態になってしまいました。挙句の果てには、給料の支払いが連続で2回遅れることがありました。

3か月目は1か月目の給料の半額のみの支払いだけでした。やはり、会社がこういう状態ですから辞めていく人もいました。

私もこの会社を辞めようと何度も悩みました。だけど、辞められなかったのです。

なぜなら、既に結婚式の日にちも決めているし何より彼女に「会社がこういう状態だから結婚式を挙げることを延期しよう」なんて口が滑っても言えなかったのです。

今だったらすぐに辞めて違う職場でやり直すことを考えます。当時はまだ若かったですし彼女にカッコつけたい自分があったと思います。

結局、会社が倒産するまで私は会社に勤めてました。残ったのは未払いの給料4か月分だけです。会社の上司が社長と話し合って国の未払賃金立替払制度を使って支払ってもらいました。

ただし、すぐにはお金をもらえませんでした。半年ぐらい待ったと思います。

解雇されて、その出来事を振り返って考えたら「なんて俺はバカなことを思っていたんだろう」って思ったんです。

だって、そんな怪しい会社だったらスグに辞めて違う会社に就職すればよかったわけです。給料さえロクに払えない会社なんて普通に考えたら異常でしょう。

しかも、会社っていったってその会社だけがすべてじゃありません。日本にはもっといい会社なんていっぱいあります。

もし、あの時に退職して違う会社へ就職していたらもっといい未来があったかもしれません。毎月の給料をもらえるかどうかビクビクせず今よりもいい賃金で働けたかもしれません。

私が悩みを解決できたのは解雇されて客観的に物事を見れるようになったからでしょう。客観的に見えるようになったらホント、ダメな会社が浮き彫りにして見えるようになりました。

今でも「あ~早く辞めておけば違う未来があったかもなぁ」なんて思いますが、それはもう仕方ないことです。

私みたいに倒産の危機にある会社に勤めている人で仕事をするのが嫌なら遠慮なく辞めていいと思います。まだ若いならやり直す道はいくらでもあるでしょう。

20代や30代で人生を決めてしまうには早すぎるような気がします。私みたいに若いのにその会社に骨を沈める気持ちで勤めていたらウツ病にもなります。。

こういう境遇の中高年の方もいると思います。今は正社員ではなくても働ける場所はいっぱいあります。派遣の仕事でも中高年の方を雇っている会社はかなりあります。

ですから正社員に拘るのではなく自分のワークスタイルに拘ったほうがいいと思います。働くのなら楽しく働いた方が遣り甲斐もあるし気持ちいいでしょう。

一度、自分のワークスタイルを考えてみるのもいいですね。

誰でも決して会社が倒産してしまうのかとビクビク震えながら働こうとは思っていないでしょう。できれば、そんな不安を感じないで働きたいはずです。

私は辞められるなら早く辞めた方がいいと思います。なぜなら、倒産してからでは喪失感が大きすぎて次の職場を探す意欲が湧かないのです。

給料未払い分もすぐには支払えないし、明日からどうすればいいかもわからない・・・。それだったら船が沈む前に次のステージをちゃんと見据えて次の職場を探した方がずっといいです。