大学卒業後、医療法人が運営する老人保健施設の介護職員として就職しました。

就職前から介護職員はとにかく身体的にも精神的にも大変な仕事だと聞いていたのですが、就職した老人保健施設では想像をはるかに超えるほど過酷な勤務をしました。

通常新卒で就職すると何かしらの研修があり、しばらくは先輩職員と一緒について仕事を覚えていくというのが普通だと思っていたのですが、その施設では1日だけ先輩職員が一緒について仕事に関する内容をざっくり教え、次の日からはもうできるものだと思われて1人で業務をこなさなければいけない状態でした。

これは先輩職員の対応が悪いというわけではなく、職員の数があまりにも少なかったので新しく入ってきた職員に対して十分に研修をする時間がなかったのです。

その後も職員不足のために休日を返上して業務についたり、日中勤務する職員が少なすぎて休憩時間が全く取れなかったということも多々ありました。

また夜勤業務についても最大で職員1人で40人の利用者の世話をしなければいけなかった上に、利用者の中には認知症の症状があるなどして一晩中様子を見なければいけない人も複数いたことから、休憩自体全く取れない状態になっていました。

そしてちょうど入社から1年半経過した頃には利用者の家族の対応に当たる担当の責任者を任されてしまい、さらに勤務状況が厳しくなって夜勤明けで残業することも増えました。

そしてあまりにも過酷な勤務状況から毎月最低1人は職員が体調不良を訴えて退職していくようになってしまい、同じように過酷な勤務状況に参ってしまった私も退職したいと思うようになりました。

しかし当時は不景気であり、仕事を辞めたとしても次に新たな仕事が見つかるかどうか先行きが全く不透明な状況だったので、まずは信頼できる上司に相談して仕事を辞めたくなるほど体調が悪い状態になっているという話をしました。

すると上司は仕事の内容は変えられないけれども、困った時は周囲の介護職員もしくは看護師などの他の職種の人を頼ってもいいというように言われました。

しかし実際に自分の体調が優れなくて困った時に他の人に助けを求めても、若いからもう少し頑張るようにと言われるだけで、助けてもらえることはありませんでした。

その頃は疲労がピークに達していたので、正常な判断もできない状態になっていて特に夜勤帯はふらふらになりながらも朝まで座ることさえできずに勤務したこともありました。

結局新卒入社1年半で新たに担当責任者に命じられて周囲からきちんと仕事をこなすことを期待されてしまったことから、自分がまだまだ頑張っていないのだと気持ちを切り替えてそのまま継続して仕事を続けることにしました。

私は思うには、新卒入社1年半の頃は仕事内容がはっきりとわかってくる頃であり、また同時に後輩もできることから1人前の職員として責任を持つように期待されてしまい、きちんと仕事ができないと上司や同僚から叱られたりする機会も増えてくるものだと思います。

その時期に一旦今までの状況を振り返って仕事を辞めたくなるのはよくあることだと思います。

その場合仕事内容があまりにも理不尽なものでなければそのまま仕事を続けるべきだと思いますが、仕事が自分だけに押し付けられているとか、休日や休憩さえも確保できないような状況にあるのであれば、この先も仕事をしていて楽しいと思える状況にはならないものだと思われます。

入社から1年半以上経過するとより多くの仕事をするように負担が増えますし、この時点で仕事量がかなり多いということは5年10年経過するとさらに仕事をたくさん任されて自分の家庭やプライベートが全く持てなくなる可能性があります。

入社から1年半という時期は仕事に慣れてくる時期でもあり、また1人前に仕事ができるようになってくるものだと周囲からも期待されることから、このまま継続して仕事を続けるかどうか迷いやすい時期といえます。

もしこれ以上今の仕事を続けると体調に不安を感じたり、嫌気がさしている時は迷わず仕事を辞めて転職することをおすすめします。