会社全体の業務内容はコンピュータソフト開発、データ入力、管理等でした。当初、キーパンチャーとして入社しました。

特殊なデータ入力の仕方で各企業の資料やデータを管理する仕事でした。この職種に配属されている社員は約20名程でした。

特殊な技術の為、入社当時は充実した研修で、全て教えてもらいました。仕事にも慣れ、入社して6年経った頃、その部署でのリーダーを任される事になりました。

いわゆる、技術職から管理職のような配置換えです。

仕事としては、その部署が仕事をスムーズに行えるように管理する事でした。

前のリーダーが新しい支店に移動になり、その後、引き継ぐことになりました。引き継ぎは丁寧にやって下さいましたが、新しい支店の準備もあり、充分な時間がなかなか取れずに、異動されました。

わからない事は、新しい支店に電話して聞けばよいという事でしたので、引き受けたのですが、予想以上に仕事量も多く、慣れないため、時間もかかり、部署の中で一番早く出社し、一番遅く帰るようになってしまいました。

リーダーは1人だけで、サポートしてくれる人員は居ませんでした。その為、1人で抱え込んでしまい、ストレスは溜まる一方でした。

朝の準備をしておかないと、作業が滞ってしまいますので、始業時間までにやらなければならないというプレッシャーと、1人でやっていましたので、休めないという2重のプレッシャーに押しつぶされそうになっていました。

皆が帰った後、次の日の準備や、その日のデータの処理に追われ、その時はあまり考える余裕もありませんでしたが、このリーダーという立場にも慣れてきた頃、色々と考える事となり、長い労働時間、最後に大切なデータを仕上げるという責任の重さ、休めないというプレッシャー等から、どんどん辞めたいと思うようになりました。

このままでは潰れてしまうと思い、前のリーダーに相談しました。リーダーは同じ経験をしていましたので、話をよく理解してくれて、アドバイスも頂けました。

まずは、自分だけで抱え込まないで、その部署の上司に話すという事。仕事がキャパオーバーなら、1人補助的な事を手伝ってくれるようにお願いすること。自分が休んでも、誰かが出来るように、仕事を細かく配分して、数人にマニュアル等を渡して教えておくこと等。

さっそく、自分の仕事の簡単なマニュアルを作成し、数人に渡して引き継ぎのような事をしておきました。出来るかどうかは別にして、これで休んでも大丈夫かもしれないという安心感は得られました。

そして、上司には仕事の時間配分は自分でやりたいと伝えました。

当時9時から18時までが定時で、昼休みは12時から1時間でしたが、リーダーの仕事は朝が早い場合もあり、昼休みが潰れてしまう場合もありましたので、朝が早い日に早く終われる時間帯の場合は、帰らせてもらう、昼休みは自分の手が空いたときから1時間取れるように交渉しました。

その話は承認されて、自分のペースで仕事が出来るようになりました。

一時期は、辞めようと思っていましたが、前のリーダーのアドバイスと、理解のある上司のおかげで、仕事を続けようと思えるようになりました。不満や不平を抱えたまま仕事をしても、何の解決策にもなりません。まずは声を上げる事です。

正当な理由があれば、きちんと聞き入れてもらえます。もし聞き入れてもらえないような職場なら、そこで辞める決断をしても遅くありません。どうせ聞いてもらえないだろうと思っている時間は、自分が我慢する時間になります。

我慢しながら仕事をするのは会社にとっても不利益です。効率も悪くなりますし、仕事の精度も悪くなります。是非、辞めたいと思ったら、何が不満で、どこを改善して欲しい点なのかを考えて、改善するように伝える事です。