新卒で入社してから最初の1ヶ月くらいは、旅行業という華やかな世界で働けることが嬉しくてワクワクしながら仕事をしていました。

最初の1ヶ月は覚える事ばかりで営業の数字とは無縁だったため、数字に関するストレスや残業もなく気楽な毎日を送っていました。しかし、入社して2ヶ月目からは本格的に予約を取り始め、その月のノルマも与えられるようになりました。

最初のうちのノルマは先輩社員の10分の1ほどのノルマでしたが、それでも入社したばかりの新人にとってはかなり厳しいノルマです。

1ヶ月に与えられたノルマを月の出社日数で割って、日々のノルマを日々達成していくことが目標なのですが、それをクリアしない日には先輩社員から何故達成できないのかとしつこく責められ、永遠と説教を受けることになります。

3ヶ月目以降からはどんどんとノルマも増やされ、それに伴い自身が取る予約と抱えるお客様も増えていきます。

そして業務は予約を取るだけでなく、請求書の作成から日程表の作成、変更やキャンセルなどお客様が帰着するまでの全てのフォローを自分一人で行うためその仕事量の多さは尋常ではありません。

定時まで営業しているため、必然的に事務処理は定時過ぎてからになります。事務処理は後に回しても、翌日に更に仕事が増えるため永遠と終わる事のない事務処理を行います。

繁忙期には毎日終電で、終電を逃すこともありました。そして給与は業績給のため45時間はみなし残業となっており、残業代は46時間目以降からしか出ません。

売り上げでインセンティブが付くのですが、売り上げのノルマも高く目標の売り上げまで達成しない場合は、インセンティブすらもらえずほぼ基本給しかもらえない状態となってしまいます。

これだけ激務にも関わらず少しの給料しかもらえず営業ノルマやお客様とのやりとりでストレスがたまり、入社して半年で辞めたいと思うようになりました。

そんなとき、周りの先輩に給料の話を聞いてみる事にしました。すると、業績の良い先輩は夢のような給料をもらっているという話を耳にしました。その事は、自分も頑張れば夢のような給料がもらえるのだと頑張る力となりました。

それからは、必死に数を取れるよう努力をしました。先輩の話し方を真似したり、旅行について知識を深めるために勉強したり、事務処理をどのようにすればもっとスピーディーにこなすことができるのかを研究しました。

そして、目標となる先輩を見つけてその人の仕事ぶりをよく観察するようにしました。そうやって頑張っているうちに成績も向上し、日々給料がどれだけもらえるか計算するのが楽しくなってきました。

激務なことは変わりませんが、給料が上がることはモチベーションへと繋がりました。

現在、新卒で入社してたった半年で辞めようと考えている方、もう少し頑張ってみてください。もしあなたが入社している会社がブラック企業だったとしても、学ぶことは必ずあります。

これから生きていく中で大事なことを上司や先輩からたくさん学べるはずです。反面教師の場合もありますが、必ず学ぶことはあります。辛くてもそれを乗り越えたことや、我慢して続けたことは自分を強くします。

きっとこの先何があっても折れない心と忍耐力が身につきます。そして、辛い仕事の中にも必ず楽しみはあるはずです。どんなに些細なことでも構いません。

お客様からありがとうと言われることや、自分の仕事のスピードが早くなってきたこと、上司に褒められたことなど良いことを思い出してみてください。

何か自分のモチベーションにできることはありませんか?モチベーションを見つけることは大切なことです。モチベーションを見つけて、仕事を少しでも楽しいものにできるようにしていきましょう。