私が大学生を卒業し、就職をしたのがドラッグストアでした。薬剤師ではなかったので、一般職員として最初は雑貨や食品などを主に扱う仕事をしていました。

後々に社内研修などで薬に関しての知識を備えていきますのでと説明を受けていましたのでそこは特に心配はありませんでした。入社して2週間は本社で研修をします。

研修は主に座学が多く後半でようやくレジ打ちのロールプレイングなどがあり仕事に近いようなこともやりました。特に研修は社内のルールなど最低限の知識を学ぶもので実際の現場は大きく違いました。

私が最初に配属された店舗は大型店舗ということあって、新人が3人も同時に入ることになります。最初の1日目は店長か副店長が側について仕事を手取り足取り教えていただけますが2日目からは1人立ちになります。

当然、1日で覚えられる仕事ではなかったので多少のミスは許されるだろうと思って甘い考えで仕事に望みましたがあっさりとそんな期待は消されます。

新人の最初の仕事は早朝に出勤をして夜中に搬送された発注品の仕分けがあります。この仕分けが各棚の列の商品をまとめて陳列をしやすいように選別をすることになります。

商品がどこにあるかもわからないし、医薬品は薬剤師専用に分けなければいけないなどわからないことばかりで時間がくるとパートさんが来て仕分けした商品を棚に陳列していきます。

当然ですが新人が仕分けをすると陳列に時間がかかります。しかし、社会人としてできませんでしたと言って許されることはなく2日目の1人で仕分けをした後で店長に呼び出しされ何でできなかったのか問われます。

しかし、理由などなくすいませんと謝るしかできません。朝一番に叱られて理不尽だと思いますが、我慢をしてその後の仕事をこなします。

私の店舗は新人が3人いましたので終わった後に少し愚痴を話すことで多少のストレス発散になりましたが、1ヶ月たった頃、同期の人たちが異動になり私が残ることになり呆然とします。

毎日、朝の仕分けで怒られて仕事をするくらいなら辞めてしまおうかと考えたこともあります。しかし、転機が訪れました。いつものように仕分けが終わって陳列が大方終わった後にパートの方に言われた言葉です。

最近、仕事が出来るようになってきたねと何気ない一言だったのですがとても嬉しかったのを覚えています。毎日毎日同じ仕事を繰り返すことで自然と商品を覚えているのは確かですが自分自身が成長してるとは気が付かないものです。

誰かに言ってもらって気がついたのは幸いだったと思います。人は無視をすることなく、同じ職場の人間は常に見られています。良い意味でも悪い意味でも自分のやってることはいずれ返ってきます。

私の場合はがむしゃらとは言えないと思いますが言われたことを最初は無理難題だったのですが、少しずつ出来るようになりそれをパートさんが気づいてくれたのが言葉として返ってきてそれが、仕事をする励みになりました。

必ず見ている人はいます。反応がないのは辛い時ですが歯を喰いしばって続けた結果として言われた言葉です。もし、仕事を途中で辞めていた時にはその言葉も得ることなく回りの人たちにも記憶に残ることなく忘れ去られてしまうでしょう。

ただ私も、毎日仕事をして直ぐに帰宅をするだけでなく、仕事が終わった後に少し残り商品配置を覚えるなど多少の工夫をしています。

何時間もする必要はないですし、いくら若いといっても仕事を始めたばかりの頃は疲れますので時間にして20分から30分くらいです。この少しの時間の積み重ねが後の喜びに繋がったと思います。

仕事は工夫をすることで上達します。それを見てくれる人も必ずいます。苦しいときは成長のタイミングと思います。乗り越えた先は自分で確かめてください。