教師を辞めたい

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あなたは教師になったことを後悔していますか?

教師という職業は人を導くとても素晴らしい職業ですが、そのため悩みもつきませんよね。

生徒がより良い学校生活を送れるように、授業の計画を考えたり、生徒の心のケアもしなければなりません。

それに親御さんとも密に接さなければならないのですから、その苦労は相当なものだと思います。

そんな中で、私からあなたへ伝えたいアドバイスがあります。

お力になれるかはわかりませんが、教師生活をより良いものとするための参考になれば幸いです。

①労働環境を受け入れる

教師の労働環境はとても過酷をきわめます。

膨大な量の資料の作成から、授業の計画、進路指導、生徒のメンタルケアと仕事が尽きることはありません。

さらに部活の顧問であれば朝や放課後の部活指導にあたらなければいけません。労働時間も大変長くなり、試合により休日出勤もすることも多くなります。

休憩時間もあってないようなものです。

昼休みも生徒の相談にのったり、資料などを作成しなければならないことだってあります。

では、どうすれば過酷な労働環境は変わるのでしょうか。これは良い意味で諦めるしかありません。

確かに世の中では、部活顧問の労働時間が問題になっており、改善を求める署名運動を行れています。しかし今すぐ制度が変わるわけはないでしょう。

それだったらいっそのこと今の環境を受け入れてしまうのです。ただそれは我慢することとは違います。

変えられることは変えていく。変えられないものに関しては、良い意味で諦めるのです。

辛い・もう嫌だ・耐えられないという思いは、教師という仕事を嫌いにさせていきます。

「環境が変わらないなら自分を変えて受け入れよう」

そう考えることで気持ちを楽にすることが大切です。

②生徒と打ち解けるには質問が大事

教師のあなたは以下のようなことで悩んでいませんか?

  • 生徒と打ち解けたい
  • 生徒ともっと仲良くなりたい
  • 問題を起こす生徒がいる

このような悩みは「生徒ひとりひとりにスポットライトを当てる」ことで解決できます。具体的になにをすればいいかというと、「質問」を生徒にすることなんですね。

「質問」をすることで生徒に話す機会やきっかけを与え、より個性を引き出せるようにするんです。

教師も生徒に話しかけられると嬉しいですよね。とくに活発な生徒は先生に多く話しかけてくれます。

笑い話したり、悩み相談したりと教師になって良かったと思える瞬間だと思います。

では逆に生徒に誰からも話しかけられなかったらどうでしょう。ちょっと自信無くしちゃいませんか?

自己表現が苦手な生徒も同じような悩みを抱えています。本当は自分を表現したい!もっと目立ってみたい!悩みを相談したい!

そんなことを思っていても自分を出すことが苦手なのです。

そんなときは、質問をしてみるのです。昨日なにしてた?とか昨日なんのテレビ見た?など軽い質問でいいです。

なんでもいいので話すきっかりを作ってより生徒自身を発信できるようにするのです。

中には人前が恐い生徒がいたり、しゃべりたくない生徒もいるでしょう。

それはもしかしたら他の生徒にバカにされることを恐れていたり、いじめにあっていて目立ちたくないのかもしれません。

でもそのことをいきなり質問することは、生徒との関係にヒビが入ります。友達が作れなかったり、自分を出せない悩みは誰にも知られたくないのです。

だからまずは質問したり軽い話題を提供して、あなたに興味があるとわかってもらい、生徒と打ち解けていくことなんです。

生徒が心を開いてくれれば悩み相談をや人生相談などいろいろな深い話ができるようになります。

生徒に「私はあなたを応援している」というスポットライトを当てることがとても大切です。

それに「質問」にはもうひとつ大きな力があります。それは、「生徒が笑いを起こせる」ことなんです。

学生にとって「笑い」とは大きな価値があります。

スポーツができる、勉強ができる、それと同じくらいの価値が「笑い」にはあるのです。

笑いがとれる人というのはクラスの人気者です。

そこまで大げさじゃなくても、おもしろい人、一緒にいると楽しい人という印象になるのです。

それだけで友達の輪が広がり、生徒自身が自分を表現する方法を学んでいくのです。

そのきっかけを与えることがあなたの役名です。ひとりひとりにスポットライトを当てることで個性を引き出し、生徒のことを考えて動く。

そうすることで生徒に関する悩みは消えていくことでしょう。

③複雑な人間関係をほどく

アドラー心理学では「全ての悩みは対人関係にある」と言われています。

教師間での悩み、生徒に関わる悩み、保護者に関わる悩み、これらはすべて人間関係です。複雑に絡まってしまった人間関係をほどくためには考え方を変える必要があるでしょう。

アドラー心理学のなかに、「課題の分離」という言葉があります。

これは「他者の課題には介入しないし、自分の課題にも介入させない」という意味です。

簡単に説明すると「わたしはわたし、あなたはあなた、変わるかどうかは自分次第」ということです。

突き放した考え方のように思えますが、こう考えてみてください。

「相手の人生がより良くなるように私は援助をする用意があります。でも選ぶのあなた次第です」

例えば、歯磨きをしないお子さんがいるとします。歯磨きをしない理由は、めんどくさい、歯磨きが嫌いだったとします。

そこでお子さんに歯磨きしないとどうなるかしっかり伝えます。

  • 虫歯になり痛い思いをする
  • 口臭で好きな子と話せない
  • 歯が抜ける

そのうえで歯磨きするか、しないか、選ぶのはお子さん次第だということです。

歯磨きをしないと答えたお子さんも、あとになって痛い思いをして考えが変わるかもしれません。そのときは迷わず援助をしてください。

もうひとつ極端な例をあげてみます。

授業中に生徒がスマホで遊んでいたので、スマホを取り上げたとします。保護者から教師の対応に苦情が入りました。

「子どもに買ったものだから取り上げるのはおかしい!あなたに取り上げる権利はない!」

この場合を「課題の分離」の視点から考えてみましょう。まずスマホを取り上げた理由を保護者に伝えます。

  • 他の生徒も真似してしまうと授業に支障がでる
  • 社会に出てからは通用しないため、社会勉強のひとつである
  • 勉強をしないと今後の将来にかかわる

ここでもし相手が納得しなくても気にする必要はありません。

あなたが「自分の信じる最善の道」を選んでしたことであれば、保護者が理解してくれなくてもそれでいいのです。

もしそれで保護者に嫌われてしまってもそれは保護者の「課題」であって自分の「課題」ではありません。

あなたの課題は「生徒がよりよい人生を実らせるよう努力すること」。そのためにスマホを取り上げたのであれば、相手がどうこう言おうと気にすることはないのです。

「課題の分離」で混乱してしまうのは、この課題は誰のものかということです。

見分け方は簡単で、「その選択によってもたらされる結末を、最終的に誰が引き受けるのか」ということです。

「課題の分離」を理解することで、人間関係の悩みはぐっと減ります。これまで悩まされてきたことは、一体誰の課題なのかをはっきりさせます。

そうすることで自分のするべき行動が見えてくることでしょう。

以上が、教師を辞めたいあなたにお伝えしたいことです。ご参考にして頂ければ幸いです。

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