看護師を辞めたい

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あなたは看護師として働いていて後悔しているでしょうか?看護ができるととてもやりがいがあるように言えますが、その看護は本当の看護とは言えませんよね。

そもそも病院というのは看護はまともにできない環境に置かれています。

患者様は入院してから早期に退院する仕組みが整っており、仕事内容は患者様の元にいることよりも他職種や他ナースといることの時間の方が多く、1日がほぼ業務で終わるという現実。

そんな中で、私から看護師を辞めたいあなたへ伝えたいアドバイスをします。参考にするかどうかは別として、今後のためになればいいと頭の隅にでも置いておいてください。

①自分が本当にやりたかった看護を見つめ直す

まず1つ目は、原点に戻るということです。学生時代に掲げた「人の役に立つ人間になりたい」の様な作文を読み返すのも良いでしょう。

長く働いているとと病棟の業務はほぼ全て覚えている頃だと思います。病棟の主軸となり体力があり、人間関係もそんなに問題にしているようなこともなく、シフトでも重宝されていることでしょう。

しかし改めて自分のしたい仕事を見つめ直し、現在勤めている病院の環境がそれを実現することができる環境なのかどうかを査定する必要があります。

今後何十年、本当に自分がやりがいを持って仕事をしていく上で、あなたが疑問を感じている今こそが振り返るべき大切な時間となります。

私は病院で働く看護師は看護師でなく、単なるその病棟の「業務師」だと思っています。

実際のところ1日の中で患者様のベットサイドにいる時間は通算しても1時間から2時間ではないでしょうか。ほんの少し身体の不具合を見るだけで特に何もしていません。

「そんなわけない、あなたの仕事が下手なんだ」
という声が聞こえてきそうですが、ここで私の経験を一つ。

急性期の治療がだいたい終わり、自宅に戻っていく患者様のためを思って、入院前の状態に戻り自宅で不自由なく暮らしていけるよう心臓リハビリを行おうと他職種含め何人もの人たちに提案しました。

他職種と連携を取り、受け持ちの看護師としてチームの中心となり話を進めていました。

いざ体制が整い、患者様の元へ作成したパンフレットを持って具体的な提案しに行くと、

「あ、こないだの話ね、そうか、ここまでしてくれてありがとう。でも私はね、あと2年生きられればいいの・・」という言葉でした。

私は入職して数十年、病棟のすべての業務を把握し、何人もの後輩ができ、仕事を教え、頼られて、休みの日も実費で研修に出かけ勉強をし、休日の研修や日々の激務から休みとなれば寝るだけの生活でした。

結果的に異性との出会いも減ることになり、体型や肌は夜勤や残業による不摂生や生活リズムの乱れで醜くなり、性格は病棟の狭い世界の中でずっと生きてきたために、異性や自分の価値観に合わないものを受け入れられずお山の大将。

とても器の狭い性格になってしまい、寝る時間を削られながらも身を粉にして少ない給料の中で一生懸命働いてきました。

しかし、この患者様からこの言葉を聞いた時に全てが壊れてしまいました。

「私は一体何をしているんだろう、誰のために働いているのか・・」。きっと長く働き、辞めようかどうかと考えている方の中には、このような自問自答をしている方も多いと思います。

この振り返りはチャンスです。自分を変えるチャンスです。自問自答してください。とにかく後悔してください。

その振り返りこそが辞める時、確固たるものとなり、最後には自分を助けてくれることになります。

②転職サイトや知人から他の仕事の膨大な情報を入手する

次に2つ目ですが、辞める動機が確固たるものとなったら情報を入手してください。

自分が何をしたいか、何が必要なのかということが確固たるものとなれば膨大な情報の中からでもすぐに自分に合った仕事がピックアップされます。

だから県外に飛び出したりいろんな人から聞いたり転職サイトから情報を得ましょう。

そして、転職サイトよりピックアップした仕事の中から優先順位をつけて上位2つの仕事を見学しに行くということです。

見学というのは、実は仮面接です。もう既に片足半分その病院に入っているようなものです。もうこの時点で面識ができ、迷惑がかけられません。

あまり幾つも会社を受けるのは控えたいところです。しかしなるべく見学時期を被せて同じ時期に仮面接し、片方には早めに辞退することを伝えましょう。

最後に

以上が、私がお伝えできるアドバイスですが、辞めていく病院から後ろ指を指されることは覚悟しなければなりません。

ひどい場合、昨日味方だった相手が今日から敵となります。女性社会ですから物事を受け入れるキャパシティーが狭く、その態度の変貌ぶりはより顕著です。

狭い世間のためあまり悪い印象は与えなくないのですが、どこでも人材不足の業界ですから快くは出してはくれません。

基本に戻りますが、そのような、後ろ指を指されている状況下の中でもブレずに最後まで退職したい自分を助けてくれるのは①に掲げた「確固たる動機」なのです。

「辞める」と言い出す時、必ず引き止めにあいます。しかも何度も。しかしその度にその動機を強く強く持って乗り越えていきましょう。

悩むというのは、そのことがあなたにとって必要だから訪れるのです。あなたは乗り越えられるからあなたにとっての悩みは訪れます。

今までの人生を振り返り、自分を生まれて初めてちゃんと知る時期です。看護人生を終える時、残りの半分の人生を自分の理想に近い場所で頑張ってもいいのではないでしょうか。

以上が、私がお伝えできるアドバイスです。ご参考になるかは分かりませんがあなたのお役に立てれば光栄です。

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